表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】男子高校において自分以外の全ての男子がTSし、男女比1:1000の女子高に変貌してハーレムが出来あがってしまう  作者: リヒト


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/30

プリクラ

 蓮夜と別れた後の僕は格ゲーエリアを後にして、クレーンゲームらへんにいるであろう陽太を探して歩き回っていた。


「……あれ?いなくね」


 だが、クレーンゲームが集まっているエリアで陽太を見つけることができなかった僕は首をかしげながら彼女の捜索範囲を広げる。


「……あっ」


 もう諦めて格ゲーのところに戻ろうか。


「いたいた」


 そんなことを僕が考えて始めていたタイミングで学校のカバン以外は何も持たずに立っている陽太を見つける……何も取れていないのかな?


「やぁ、陽太」


「……っ!?り、輪廻。あれ?どうしたの……?蓮夜と格ゲーしているんじゃなかったの?」


「あいつがトイレで離席したな。だから陽太の方に来ようかと思った」


「そ、そうなんだ……えへへ」


「それで?陽太はこんなところで何をしていたんだ?」

 

 彼女が立っている周りにクレーンゲームはない。


「……いや、クレーンゲームの前にやりたいのを見つけちゃって」


「やりたいの……?もしかして、プリクラ?」


 陽太が立っていた場所。

 それはプリクラが集まっておかれているエリアから一歩離れたところであった。

 入り口のところと言っていい。


「そ、そうなんだよね……ちょっと、プリクラを取ってみたくてぇ」


「……プリクラってちょっとだけ古いイメージがあるのだけど」


 ずいぶんと混雑しているプリクラエリア。

 これらにいるお客さんの多くはおそらくTSを最大限楽しんでいるおじさんたちなのではないだろうか?TSに喜ぶ元冴えないおじさんたちはずいぶんと多くSNSなどで見られたし。

 ただの僕の偏見の可能性もあるけど。


「いいじゃん!それでも……小学生の時からずっと入ってみたくて。で、でも僕は男の子で、なおかつ小学生の頃は勉強漬けで友達なんてほとんどいなくて。中学生からは男子校。ここに来るまで結局のところ一回も撮れていないのだよぉ!せ、せっかく女の子になったのだし、今ならぼ、僕でも撮れるかなぁって思って」


「そっか。それじゃあ、僕と一緒に入る?傍から見たらただのカップルだし、そんな違和感ないと思うが」


「カップ……っ!?」


「それで?どうする?一人で撮りたいのなら僕は格ゲーのところに戻って蓮夜がトイレから戻ってくるのを待とうと思っているのだけど」


「お、お願いします……っ!」


「うし、それじゃあ二人で撮ろうか」


 陽太の言葉に頷いた僕は彼女と共に男子一人での入場が許されない。

 男子高校生であれば決して縁がなかったはずのプリクラエリアへと入っていくのだった。

 ご覧いただきありがとうございました。

 ここより少しスクロールして広告の下にある『☆☆☆☆☆』から評価することが可能です。

 ブクマ登録、いいねも合わせて評価していただけると幸いです。


 また、感想は作品を作る上での大きなモチベとなります。

 感想の方もお待ちしておりますので、気軽にお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] プリクラってやらない人には下火になった気がするものだけど、実際はシーズンごとに新作出続けていて普通に稼いでるんですよね。 で、男だけで撮る奴もいるにはいる。 ナンパ目的で来るついでが多いから…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ