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疾走する

作者: 那須茄子&5414

暑いですね

小説進みませんが、那須さんのオファーで気分転換

詩を作ってみました。

①:点滅する街灯の上に

  這う羽虫を探し出しては

  おぼろげな光に集まる習性に

  何か意味はあるのかと

  考えてみたりする


  夏の暑さに急かされて

  人間及び生物たちの生命活動は

  生き生きと活発化していた


  僕も負けじと

  遅れながら

  その後に着いていく

 

  がぶ飲みサイダーを

  ぶちまけたかのような

  あんな青々しい空が

  瞳を焦がし迫ってくる


  手を叩けばどこまでも響く立体音響

  ひぐらしの声はまだやまない

  ってことは夏という季節も

  遊び足りないがたくさん残ってるんだ




②:今夜も何かを期待して車を走らせる

  束の間の休日

  篭ってはいられない焦燥感

  いつもの海が

  いつもの顔が僕を待っている

  北斗七星が見下ろす海は騒がしく僕を煽る

  遊ぼうよ

  何もかも放り出して

  束の間の休日を街灯に

  集まる羽虫の如く飛び回る

  疲れ果てコンクリートの冷たさに

  目を閉じて身を委ねる

  このまま逝っても良いかな

  目を開けると煌めく天体

  あぁもう少しだけ留まってみようか

  幸せな時間をもう少しだけ舐らさせて貰おう

  コンクリートが背中を冷やす

  夏の風が頬を撫でる

  夜中の海は騒がしい

  僕を煽る




③:透き通った背景に

  フラッシュバックが掠める


  ほのかに伝う日だまりへ

  永遠の刹那を繰り返すこの時


  どうやら

  視界におさまる世界までも

  ガラス細工の水槽に沈んだ

 

  全てが澄んでいて

  よく晴れた透明度を放つ

 

  いっそ病的なまでに

  色白の素足を晒して

  走ったって構わないと思える


  あぁ次から次に事象が矢継ぎ早に来て

  一息つく余裕もないまま

  夏風邪にだけはかからないように

  強がりの我が儘を

  全力を持ってして行使する



────────────────────────

*①と③パートは、「那須茄子」が制作。

            ↓

【https://mypage.syosetu.com/2436408/】

文章の魅力に改めて気がついた

お誘い頂いた那須茄子さんに感謝

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