作中用語・人物一覧 (未読の方は次のからどうぞ)
――――作中の用語、および人物の辞典です。
常に最新話の情報に合わせていくので未読の方はネタバレ注意。
本編は次章の【殺人】からです。
ダンガンロンパ×テッカバ
「テッカバ!」がゲーム化!? あのダンガンロンパのスタッフが贈るハイスピード推理アクション発売
というエイプリルフールのネタ
~用語集~
【鉄火場】
多様化する犯罪に、組織として凝り固まってしまった警察だけでは柔軟な対応が困難と判断され、設立された「国家探偵組織」。本部は東京・秋葉原の地下にある。
所属する探偵は「賭博師」と呼ばれ、「誰が最初に事件を解決するか」の賭けが行われる。
その存在の不謹慎さ、怪しげな客の多さから一般国民にはあまり信用されていない。
【賭博師】 ♠
鉄火場に所属する探偵のこと。彼らのIDカードにはスペードのマークがプリントされる。
現在100人ほど。大抵の場合一つの事件に二人以上の担当賭博師が付き、「誰が最初に事件を解決するか」の勝負をする。
象徴するマークから「スペード」「剣」などと呼ばれることもある。
【運営人】 ♣
本部の管理、賭けの仕切り、賭博師同士の戦いの監視・審判などをこなす鉄火場の職員。
彼らのIDカードにはクラブのマークがプリントされる。
賭博師たちの活躍を裏で支える職員で、事件の大きさによって異なる担当ディーラーが派遣される。
賭博師と違って、本物のカジノディーラーのような制服がある。
象徴するマークから「クラブ」「棍棒」などと呼ばれることも。
【管理者】 ♥
鉄火場のオーナー、すなわち国家の役人。
彼らのIDカードにはハートのマークがプリントされる。
直接的な管理は運営人に任せ、本部にもあまり来ないがその力は絶大。
象徴するマークから「ハート」「杯」と呼ばれることもある。
【遊興客】 ♦
鉄火場を訪れる客のこと。彼らのIDカードにはダイヤのマークがプリントされる。
基本的に世界の大富豪や著名人、登録料を払って申請すれば一般人でもなれる。
象徴するマークから「ダイヤ」「黄金」とも呼ぶ。
【数札持ち】
鉄火場に出入りする人間の中でも特に優れている、あるいは重要な者たちのこと。
それぞれのマークに十三人居て、それぞれがIDカードの裏に各マーク+A~13までのトランプの札を持つ。
序列はトランプのゲーム「大富豪」での札の強さと同じ順番、つまり
「2・A・K・Q・J・10・9・8・7・6・5・4・3」
となる。
賭博師の数札持ちに関しては、意外としょっちゅうメンバーは入れ替わるとか。
【予想券】
遊興客が犯罪賭博に参加する際にディーラー側に提出するもの。
賭けるギャンブラーと金額が書かれていて、ディーラーが控えを取った後持ち主に返される。
競馬で言う馬券みたいなもの。
【モニター】
鉄火場本部の中心にある大小の液晶画面がくっついた柱。正式名称は「犯罪賭博掲示板」。
鉄火場が取り扱っている犯罪賭博の詳細が各画面に表示され、遊興客はそれを見て気に入ったギャンブラーに賭け金を投じる。
【東都大学】
由佳が通う東京の大学。国立っぽい名前だが私立。
東京でも一、二を争う規模の学校で、在籍生徒の数はかなり多い。
ここの生協はドリンクやTシャツ、包丁に至るまで売っていることで有名。
縄跳び部など謎のクラブが多々ある。
~鉄火場関係者~
【黒御簾 由佳】
東都大学一年生。腰まで届きそうな黒髪の持ち主で、個人的なジンクスとしてよくファッションタイをしている。
持ち前の冷静さで一度決心してしまうと制止が効かず、全てあらかじめ計画していたかのような手際の良さで何でもこなす為、腹黒いと言われてしまう。
別に特殊な訓練を受けているわけではない、のだが通信教育で少林寺拳法を学んでいた事があるらしい。実戦経験は無くて、通信教育にも関わらず何故かけっこう身に付いている。
鉄火場には若干の不信感を持つが、本人の知らないところで、唄方によって賭博師の新採用試験に推薦されることに。無事合格。
スペードの3を担当する数札持ちとなる。
【唄方 道行】
由佳が高槻と間違えて刺してしまった逆立った髪の若者。偶然ポケットに入れていた小銭のおかげで助かる。由佳の勘違い告発で犯人として野次馬に捕まってしまう。
割と軽薄な性格の持ち主で一人称は「自分」。
正体は鉄火場の賭博師。数札持ちでスペードの7を担当する。
上記の件に加えて屋上から突き落とされても死なない程、異様に運の良い人物。事件の解決に使うのも己の運。
「偶然は連鎖する」が持論。
【祐善 奈々子】
東都大学一年生。由佳と基礎教養のクラスが同じ。
小柄で童顔と、見た目では大学生に見えない。ボブカットにボーイッシュな服をよく着ている。捜査をする時は白衣を着る。
正体は鉄火場の賭博師にしてスペードの5の数札持ちで、(自称だが)“科学色の小悪魔”の異名をとる。
その名の通り科学捜査を得意とし、食欲旺盛、激しいスキンシップと人に変なあだ名を付ける癖がある。
【南部 一徹】
イガ栗のように尖った短髪をした眼鏡の男。長身で白衣を着ている。
スペードのJを担当する賭博師。本人曰く、正義のロリコン。奈々子に付きまとっている。
【輪島 明士】
立派な髭を生やした白髪の老人。威厳が座っているだけでにじみ出ている。
スペードのKを担当する数札持ち賭博師。
赤坂にかつて敗北した事があり、彼の実力を買っている。
【硝子・スワロフスキー】
オーストリアと日本のハーフ。ブロンドヘアーの美女。
スペードのQを担当する数札持ち賭博師にして、多重債務者。
日本語と英語、ドイツ語のトライリンガル。
【砥川 舞 & 砥川 奏】
日本人形のような整った顔立ちの双子姉妹。舞が姉で奏が妹。
二人でスペードの8を担当する数札持ち賭博師。
あまり物事に興味を示さず、二人だけで話している事が多い。
【網代】
鉄火場の一室に引きこもっている謎の人物。
スペードの9を担当する数札持ち賭博師で、ネット上での情報収集やハッキング能力を武器にする。
会議にはパソコンを通じてチャットで参加する。口が悪い。
【九谷】
ディーラーの制服をビシッと着こなした女性。唄方と親交がある様子。
彼の依頼で部下と共に大学の門を封鎖。遠回しながら事件の解決に一役買った。
クラブの9を担当する数札持ち。やり手のオーラが漂う。
~その他の主要登場人物~
【信楽警部】
すすけたコートにくたびれた帽子の中年警部。
落ち着いた物腰で淡々と捜査をする。
由佳の中での刑事のイメージにぴったり一致するらしい。
鉄火場に関する事には近寄らないようにしている節がある。
【採点者】
「人間採点所」というサイトを運営する人物。
書きこまれた個人情報を元にその人を100点満点で採点する。
特定の相手には「復讐ドリル」という謎のテキストファイルを配布している。
~第一の事件の登場人物~
【柘植 かりん】
東都大学一年生。由佳が大学で初めて出来た友達。父親は国会議員である。
しおらしい容姿と真面目な内面を持つが、押しが弱く周りに流されてしまいやすいところも。
由佳曰く「しっかりしている」そうだが、そんな風には見えない。
高槻らに弱みを握られてしまう。
【高槻教授】
由佳たちの通う東都大学の教授。ゼミ生と共謀して新入生を罠にはめて言うことを聞かせている。
研究室で刺殺体となって発見された。
ちなみにハゲかけの頭の持ち主。
【猿渡】
高槻ゼミに所属する大学四年生。
小太りで背の低い男。高槻の企みの協力者であり、ゼミ生三人組では他の二人を代表して喋ることが多い。
【乾】
高槻ゼミに所属する大学四年生。
長身で、手入れされていない長髪をしている。髪をいじるのが癖。
高槻の企みの協力者であり、かりんへの脅迫が発覚するのを恐れている様子。
【雉山】
高槻ゼミに所属する大学三年生。
小柄で髪をワックスで立てている男。由佳曰く「チヤホヤされて、わがままに育ったタイプ」。
高槻の企みの協力者であり、事件に巻き込まれたのがひどく不愉快らしい。
~第二の事件の登場人物~
【神田 俊章】
スペードの4を持つギャンブラー。賭博師新規採用試験の試験官を務める。
メタボ体型で背広を着た人物でよく喋る。
【上野 達也】
国内最大手の学習塾チェーンの有名講師。賭博師採用試験を受ける。
モサッとした頭をした痩せ形で、常にメモ帳を手放さないメモ魔。
【京橋 望】
年収一億の女株トレーダー。賭博師採用試験を受ける。
セミロングの髪にビジネススーツを着こなした女性。
【赤坂 竜馬】
元・数札持ちギャンブラー。賭博師採用試験を受ける。
眉間にしわを寄せて不機嫌そうな男で、口も態度も悪い。
由佳に敵対視されている。
【黒レインコートの殺人者】
神田の演説中に舞台へ乱入した謎の人物。
マスクにサングラス、黒いレインコートで全身を覆っている為正体不明。
ナイフで神田を襲った。
希望があればいろいろと詳細情報追加します。
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