麻/薬物
この世に万能薬なんてものがあったら、私は飛んで喜ぶだろう。
だが、この世に不老不死の薬なんてものがあったら、私はその事実を受け止められず、ショック死してしまうだろう。
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"や"っ"て"ら"ん"ね"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"!!
[執筆時、作者テスト期間中]
なんであんなんしなくちゃなんねーんじゃ!テストテスト言っときながらやってることは只の暗記確認じゃねーかぁ!個々の総合力計るとか言っときながら計ってんの暗記力だけじゃねーかぁ!「想像力を豊かにしなさい」~?暗記に必死でそんなよゆーねーわぁ!んがぁぁぁぁぁぁぁ行き場のない怒りが儂を襲ううぅぅぅぅぅ!!
[10分程御待ちください···]
···はい、落ち着きました。ま、日本政府が推奨する教育ってのは100年前から変わってないので、現代人である私とかは「古い!」という理由で苛立ちを覚えちゃいます。皆さんは、どうですかね?
どうも、Twitterとかやってるけどああいうのに全然慣れません、醤油です。なんででしょうね?今回は、皆さんが一度は聞いたことがある話題を取り上げていこうと思います。
皆さん、麻って知ってますかね?歴史マニアでもそうでなくてもピンとくる人は多数居ると思います。···わからない方は、大麻っていう言葉、知ってますかね?あの薬物なんたら教室みたいなのでよく聞く単語だと思いますが、それです。今回は麻について発見したことを述べていきます。
先ず皆さん、麻についてどれだけ知っていますか?大体の人は、薬物なんちゃら教室で警官とか薬物取締課?の方々から「これ危険だよ!兎に角危険だよ!」という感じで聞いているので、なんかヤバいやつっていう認識だと思います。···ちょっと浅はか過ぎますね。
麻っていうのは手の指の様に生えるでっけぇ葉が特徴の植物です。高さは約2.5メートル迄、真っ直ぐに育ちます、中々デカイです。植物として凄れている点としては、頑張れば肉眼で成長する様子が見れる位の成長の速さです。2.5メートルに達するまでに4ヵ月もかかりません。栽培植物の中ではトップクラスの成長スピードを誇ります。あ、後憎たらしい位に生命力が強いです。どれぐらいかというと、ミントと同じ位の強さです。私は最近田んぼの畦道で雑草を侵食せよと言わんばかりに栄えているところ見つけました、ミントを。そんなミントと同程度の生命力を持つ麻も、その辺に種まいときゃ例えそこが乾燥地帯であろうとメキメキ成長していきます。
こんな生命力(とこれもまた尋常じゃない程の環境適応能力。極地以外のほぼ全ての地域で育つチート性能)を持っているわけですから、人類との共存し始めたのもかなり早かったです。一説によると、旧石器時代(12000年前)から人間の手により栽培されていたとか。
麻には大量の植物繊維が入っており、それを活用して麻紙や麻布なんかが作られたようです。日本も近代に入るまでは市民の服は殆どが麻布製でしたよ(今でもちょくちょくみかけますよ)。麻布製の服は頑丈で通気性もいいですが、シワが出来やすいそうです。
麻も植えてからある程度育つと実をつけます。この実、実は大豆並みの栄養価を誇るらしいです。詳細はwiki参照。もうこいつ何でもありだな、大量生産できるし日用品にもなるし食料にもなるし。
と、植物としての麻の説明はこんな感じ。では本題の、薬物云々について。
そもそも薬物とか麻薬とは何ぞや、というのは今回は省略します(作者が良く理解してない故)。麻薬としての麻の使い方は、乾燥させた麻の派を炙り出てきた煙を吸うという一種のハーブのような使い方をします。煙を吸うと一時的に強めの快楽を得ることができます。
ここで「だが、その効果が切れるとまたヤクが欲しくなったりして、結果的には薬物の波にのまれて何もかもを失ってくんだろ私知ってるんだからな!!」という人もいると思います。違法薬物に指定されてるものの多くは中毒性(依存性)がありますが、ここだけの話、麻に依存効果はほとんどありません。
まずなぜ麻から出できた煙を吸うと快楽を得られるのかという話ですが、それは麻がテトラヒドロカンナビノール(THC)というものを多く含んでいるからです。THCは神経を刺激し人間に怒りや悲しみをも打ち消すほどの強力な幸福感を与えます。このTHCが麻に含まれている薬物的成分ですが、THC自体に依存効果はありません。薬物の副作用の代名詞でもある幻覚や幻聴もほとんど起こりません。というか麻(マリファナ等)を吸って幻覚を起こしたという例は私が調べた限り今の一度もありません。麻の副作用はいいとこ空腹感を引き起こすとか、そんな程度です。
後薬の話でよく出てくる致死量(薬物ごとに設定されているこれだけ飲んだら死ぬかもよ?っていう量)なんですが、麻にはありません。THC自体の効能が人間の幸福感を助長させるようなものですから、あったらいろいろと困ります。
だとしても、麻(マリファナ等)に依存している人も実際いるわけです。あの人たちはいったいなんで依存しているのか。一つ例えを持ってきました。
まず、A君がいるとします。ある日A君は、友人に紹介してもらったケーキ屋さんで、ケーキを買って来ました。イチゴが乗っていて、クリームも大量。新宿のデパートに売ってそうな高級なケーキです。A君はそれを食べ始めます。ちっちゃなフォークでケーキの形を崩さないように切り分け、クリームの甘い匂いを堪能し、口いっぱいに頬張る。3秒後、A君は脳内でで某ねるねる菓子のCMで流れる印象的な効果音を流しながら「うまい!!」と満面の笑みで言いケーキを食べるのに夢中になってしまいます。時がたち、そのケーキを食べ尽くしたら、A君はこう思いました。
「あー、また食べてぇなぁ···」って。
脳に焼き付いたあのケーキの味というのは、そうそう頭から離れません。やがてA君は自分自身が発した誘惑に負け、ケーキを買い、食べてしまいます。このループを繰り返している内に、貴方は一個のケーキでは物足りなくなっていきます。そのケーキの味に、量に慣れてしまったのです。そこでA君は妙案を思い付きました。
「一個で満足出来ないならば、同時に二個食べればいいじゃない」
こうしてA君のケーキの消費量は日が経つに比例して増えていきました。ですが、ケーキも安くありません。消費されないエネルギーは体内に蓄積されるばかり。気がつくとA君の財布は空になり、同時に自身の体型が著しく変化していることに驚きます。
このままでは普通の生活が送れないと危機感を感じ、A君はダイエットを開始します。しかし、脂肪というのは簡単には落ちません。そして、ダイエット中でも容赦なく襲いかかるケーキの欲求。A君は大いに苦しみます。
A君がこのあとダイエットに成功しようがしまいが、恐らく彼はもうケーキを食べる前の生活には戻れない事でしょう。
「依存」という現象が何処から始まるか知っていますか?
それは、人間の欲求不満から始まります。依存性物質など、依存性を高めるものも存在しますが、依存するきっかけを産み出すのはあくまでも人間です。慣れも同じです。こういうので悪なのは使われたものではなく使った人間ですから、そこを勘違いしないように。
余談ですが、世界にはほぼ全ての国で合法化されている薬物が2つ存在します。一つは継続して摂取すると肝臓に大ダメージを与え、致死量も存在します。それの致死量は個人差が激しく、その危険性を理解していない人達が多いため、毎年のように死者が出ています。もう一つは継続して摂取することで肺などの呼吸器官に障害が発生します。ストレス解消に繋がるなんて謳い文句がありますが、そんな効果は一切なく、得られるものとしては一種の優越感位のものです。日本政府はこれを利用して毎年多額の税金を徴収しています。さあ、その二つとは何でしょうか?
うんそうだね酒とたばこだね。正確にはアルコールとニコチン・一酸化炭素を主とする有害物質です。
アルコール自体はそこまで毒性はないのですが、これを肝臓で分解する際ホルムアルデヒドにしてから無害なアンモニア等にまで分解します。このホルムアルデヒド、かなり毒性が強く、肝臓が弱い人は直ぐにアルコール中毒を引き起こします。悪酔いなんかの原因でもあります。
ニコチンは血管を収束、硬化させ血流を悪くさせ、結果的に心臓の負担がでかくなり循環系の働きに支障が発生します。これだけでも十分にやべぇですが、単純な毒性で言ったら一酸化炭素のほうが強力です。一酸化炭素は赤血球を構成するヘモグロビンという鉄分と結合しやすく、酸素との結合を阻害する働きを持っています。これの何がやべぇっていうと、純粋な一酸化炭素を吸った場合、人間含む酸素を必要とする生物は即窒息して死亡します。わずかな量でも窒息死できます。また一酸化炭素の生成は家庭でも簡単にできるので、その辺の毒物なんかよりかなり厄介です(実際日本では一酸化炭素を用いた殺人事件が発生しています)。なんてもんを合法化してるんだ。
酒やたばこを摂取することで得られる快感等の仕組みは、まんま麻薬のそれです。脳自体にダメージを与えマヒ状態にさせてますから、大麻なんかよりもよっぽど麻薬してます。さらに日本では税金によりそれこそ麻薬レベルの値段しますからね。もうこれわかんねえな。
何故酒とたばこが合法化されているのか、それは国にとって大きな収入源になるからです。麻薬を主な収入源とするマフィアとほとんど変わりませんね、これ。日本政府は少子化問題に酒だたばこだの問題を引っ張ってなおかつそれを何とかしようってんなら、さっさと麻を合法化してしまえ、と言ってやりやいですね。実際、どっかの国では精神安定剤代わりに服用されてますからね、大麻。…この辺話はまた後日。
本日のまとめ行きましょう
・麻は植物界トップクラスの万能性を保有しており、なおかつ人間の幸福感を助長する成分も含まれている(有害性なし)。
・酒とたばこはやべぇ
こんな感じです。この話を聞いて興味が出たという人はぜひwikiにでも行って学んでください。後、「大人」たちにこのことを話してもいいですが、ちょっとでも誤ると反社会勢力扱いされて最悪軽犯罪法違反で捕まるので気を付けましょう。というわけで今日はこの辺で!じゃあの!
後で調べて気づいたけど、麻ってヒマラヤ地方が原産なんだね。そりゃあんなんなるって。