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【幕間劇】大吾と男たちの集会②

だいぶ間が空いてしまいました&短いですが投稿。

今を笑顔でいる為に今日も大吾さんは暴走しています。

未来のあなたが笑っているかそれは神ですらも分からない。なら今だけでも笑いなさい!(異教徒)



「ちょっと皆に聞いてほしい事があるんだ」

 とある日。

 俺はちっぱいをこの上なく愛でる会、通称『ちぱ愛会』に参加すべくミスニーハの隠れ宿まで足を運んでいた。

 前回の集会の時には楽しみな気持ちを抑える事が出来ずに挙動不審が天元突破してヴィヴィに尾行されてしまったが、今日はマール達ちっぱいガールズはガチ休日の日なのできっと街でフルもっふしてるに違いない。

 今日はマールちゃんたちの方がルンルンしてて俺の事なんて忘れてたからね。俺は朝から泣きそうだったよ。

 そういえばマールちゃんにお金あまり持ってないんだから計画的に使わないとダメだよって言うのを忘れた。

 でもきっとスズランがバーサクしてるマールとヴィヴィを止め…られないな、うん。また報酬がおいしいクエスト探さないとね。

「どうしたんだダイゴ。またちっぱい可愛いエピソードか?」

「ありがたやありがたや」

「教会ではなかなか話す機会がないからね」

 ちぱ愛会の会員であるケイ、ジョージアおじいさん、そしてオリオンさん。

 ケイは雑貨屋のオーナーだけどちぱ子のチハと一緒に住むようになったのでちぱ愛会の時は店番をちぱ子に任せているらしい。

 ジョージアおじいさんはちょっと散歩してくるって婆さんに言って来たって言ってた。

 オリオンさんとは聖マール大聖堂として生まれ変わった教会に一緒に住むようになって会う機会は多いのだが、マールたちやコメットさん、サンルナシオンも一緒にいる手前堂々とちっぱい可愛いと言えない歯痒さがある。

 だから定期的に集会を開き、息抜きをしないといけないのだ。

「実は、前々から思ってた事なんだが」

 と、前置きし今回のちっぱいをこの上なく愛でる会の議題をあげる。



「ちっぱい天使マールちゃん、って語呂良すぎじゃないか?」



 しん…と、静まる室内。

 しかしそれは呆れからくる静寂ではなく、神秘な感動からくる静寂。

 絶景を目の当たりにすると言葉が出ないというあれね。

 そしてその絶景と言う名の言葉を受けた三人も時間をおいて拍手と共に我に返ってきた。

「確かに。天使であるマールさんをこれ以上ない程ほど的確に表現し、尚その容姿も讃えている」

「神の教えじゃ…」

「マールさんが天使であると聞いた時は正直驚いたが、この言葉を聞くとそれも頷ける」

 今日もちぱ愛会の議題は満場一致の可決です。

 それはそうだ。

 ちっぱい天使マールちゃんって凄い言いやすいもんね。

『ちっぱい天使マールちゃん』って一気に言っても『ちっぱい天使、マールちゃん』って途中で切ってもどっちでもいい響き。

 ちっぱい魔王ヴィヴィ、ちっぱい受付嬢スズラン、ちっぱい武闘家チハもいいけどその中でも群を抜いてちっぱい天使マールちゃんの語呂の良さったらないよ。アニメのタイトルでもいいくらい。そしたら俺は毎週欠かさず録画するんだ…。

 ところでこの三人はマールが天使である事は知っています。

 ケイはチハ関係で知ったし、オリオンさんとは三つ輪のクローバーのクランで一緒になったので口外しないようにと口止めをして知っておいてもらった。

 ジョージアおじいさんに至っては何故かもうマール=天使って思ってたみたい。凄い目利きだった。

 もちろん魔王のヴィヴィの事は三人にも秘密だけどね。

 今思ったけど『ちっぱい魔王、ヴィヴィ=シルヴィー=ブラックパンサー』もなかなかいいんじゃないか?

 しかし魔王とは言えないので口外出来ない歯痒さ…。あとでヴィヴィの事おんぶしよう。

「ではこのままちっぱい可愛いエピソードに移りたいと思います」

「またお前からかダイゴ。いきなり敷居を上げてくれるなよ」

「はよ。話はよ」

「期待しかない」

 三人の期待を受け、俺は語りだす。

 話はもちろんちっぱい天使マールちゃんのこと。

「みんなはツイスターゲームって知ってるか? 俺がいた所にある遊びなんだけど、ケイは知ってるよな」

「右手を青、左足を赤ってやつか」

 同じ転生者のケイはもちろん知っているが元からこの世界の住人であるオリオンさんとジョージアおじいさんはハテ顔してるので軽く説明しよう。

「二人以上でやるゲームなんですが、色様々な円が描かれてあるシートの上に立ってお題を出された場所に四肢を置くっていうルールがあるんです。さっきケイが言ったように右手を青って言われたら右手を青い丸の上に置かないといけない」

「なるほど。徐々に体制がキツくなって先に崩れた方が負けってわけだ。体幹と筋力がものをいいそうだ」

「さすがオリオンさんです。しかしこのツイスターゲームの真骨頂はシートの上で複雑に絡み合う体」

「ま、まさか…!」

「勘付いたようですねジョージアさん。そうです。俺はこのゲームをやろうとマールに言ったのです」

「「「な、なんだってーーーーーっ!!???」」」

 三人から驚愕の声。

 それはそうだろう。

 ちっぱい天使マールちゃんって語呂良すぎじゃね? からのツイスターゲームだ。これで反応しないちっぱい好きはいない。ちっぱいと絡むという事なのだから。

「もちろん道具はないので自作しました。手足を置く順番も全て俺が決めました」

「な、なんという用意周到さ…。会長の名は伊達じゃないなダイゴ」

 アイテムクリエイターの能力があるケイにお願いした方が楽だったんだけど、何かの間違いでチハに漏れてマールの耳に入ったら水の泡だからね。

 もちろんマール自体がツイスターゲームを渋る事も十二分に考えられたけど、やった事がないらしく了解を得る事が出来た。

 皆でやれるゲームが出来たからちょっと練習に付き合って、という体でお願いした。嘘は付いてない。行く行くはヴィヴィやスズランともやるかもしれないのだから(ゲス顔)。

「そ、それで…? どうなったんだダイゴくん?」

「はよ。続きはよ」

「では結果から言いますと」

 ふっと小さい笑み。そして。

「第一手で失敗して俺が負けました」

「「「…え?」」」

「俺が先行だったんですが『先行。右手をちっぱい』で伸ばした右手をマールに叩き落とされて負けてしまいました」

「えぇ…」

「ツイスターゲームのルール知ってるか? ダイゴ」

「いや、ワンチャンいけるかなって思ったんだけど、想像を超える反射神経だったんだ」

「天使様の可愛いちっぱいを触ろうとした(ばち)が当たったんじゃ」

「しかしッ!!!」

 ドンッ! とテーブルと叩く。

 いきなりの不意打ちにビクッとする三人。

 驚かせてごめんなさい。でも演出も大事かなって。

「その後の顔真っ赤にしながら『これだけ用意しておきながらこれですか! どれだけ小さいお胸が大好きなんですか!』ってぷんすか怒ってたマールちゃん可愛かったのでした、と言うお話」

 そう話した刹那、ワーーーーーーーッ!!! と三人からのスタンディングオベーションを受けた。

 やったよマールちゃん。

 マールちゃんの可愛さは世界に通用する。

 これでまた一歩、マール教が国教になる日に近づいたってもんだ。

「素晴らしい! やはりダイゴくんの話は素晴らしい!」

「下げてから上げるとか憎い演出しやがってこの野郎! でも最高だった!」

「マールちゃんはやっぱり天使様だったんじゃぁ…!」

 その後は通例になったちっぱい可愛い大喜利に華を咲かせ今回のちっぱいをこの上なく愛でる会も幕を閉じた。

 締めの言葉は決まっている。そう。



『人は小さいを愛でる事の出来る唯一の生物である』



 この言葉を胸に我々ちっぱいをこの上なく愛でる会は全てのちっぱい女子を応援します。




ちっぱい天使、マールちゃん!

ちっぱい魔王、ヴィヴィ! シルヴィー! ブラックパンサー!

ちっぱい受付、譲! 譲! スズラン譲!

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