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大吾とクラン①

●前回のあらすじ●

マールはアイスクリームのバニラが好きで可愛かった。



「デザート・ウルフをペットに、ですか?」

「討伐クエストの達成条件に捕獲も含まれていたので大丈夫だと思うのですが」

「確かに捕獲も条件の一つですが…、申し訳ありません。前例がありませんのでギルド長に確認」

「ね? いいでしょう? お願い♡ お姉ちゃん♡」

「するまでもないですね。ダイゴさん、マールさんはデザート・ウルフを捕獲して来ました。クエスト達成です!」

 堕ちたな(ゲス顔)。

 ミスニーハの街に戻った俺たちは早速ギルドのユリさんの元へ結果報告をしに行ったのだが、スズランが言っていたようにクエスト達成か否かの判断が難しいようだった。

 ユリさんはギルド長に確認すると言ってきたが、‶何故か″スズランがユリさんにおねだりした所、デザート・ウルフをペットとして捕獲したとクエストの達成を認めた。

 いやー。ユリさんは本当にスズランが好きなんですね。

 目が恋するそれですけど、もしかしてスズランちゃん今夜あたり危ないんじゃないだろうか。

 仕事に私情を挟むなんてと言われるかもしれないが、挟んだっていいじゃない人間だもの。

 毎年のプロ野球選手の契約更改を見ろ。今シーズン全然活躍してなくても億単位で更新したり出来るのはフロントが阿呆か過去に結果を残してるからなの。

「しかしダイゴさんもマールさんも猛獣使いではないので、街中では必ずデザート・ウルフには首輪をして下さい」

「分かりました。帰りに買っておきます」

「それでは」

 ユリさんは俺とマールのギルドカードにスタンプのようなものをポン! と押した。

 するとギルドカードに☆のマークが一個増え、Eランク表示からDランク表示へと変わった。

 おぉ…。こういう所は異世界ファンタジーだな(今更)。

「これでお二人はDランクになりました。次回以降はCランクまでのクエストを受注出来ますのでご確認下さいね」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます! ユリさん!」

「いえいえ。では私は今日はもう上がりなので失礼しますね。さ。帰りましょう? スズラン」

 きゅっとスズランの白い手を握るユリさん。所謂恋人繋ぎ、貝殻繋ぎであった。

 いきなりの百合さんにスズランは『えっ』って顔してる。

「お、お姉ちゃん。実は私、今日はだいごたちとDランク昇格パーティーをしようと話をしてて」

「パーティー! 大吾さん、パーティーですって! 凄いですね! どんな料理がむぐっ」

 急いでマールの口を押さえた。

 デザート・キャニオンからミスニーハに帰る時、馬車の中で『スズランがユリさんに可愛くお願いしたら、ユリさんに火が点いてスズランに色々しちゃうかもしれないから夜は皆でパーティーという体で逃げよう』と話をしていたのだが、案の定バニラを撫で回してたマールちゃんは聞いてなかったようだ。

 ヴィヴィもそんな話あったっけ? みたいな顔してるし完全にオワタ。

「パーティーは無いのね?」

「な、無くは…ない、と思、いたいわ」

「そう。じゃあ帰りましょう。今日はスズランの大好きなあれにするわ」

「えっ。ちょ、待っ。だいご。たすけ」

 そしてスズランはユリさんに引きずられギルドの奥へと消えて行った。

 凄腕武闘家らしいユリさんの腕力にはスズランはなす術もないようだ。

 大丈夫かな本当に。あれってなんすかあれって。

 明日スズランに会ってみたら変な歩き方になってたりしないだろうね? 顔が貧血気味とか。

「ユリさんとスズランさんは姉妹で仲が良くていいですね!」

「だね! あたしも久しぶりに妹たちに会いたくなっちゃったよ!」

 マールとヴィヴィには仲睦まじい姉妹に見えたらしい。

 まぁ普通に仲がいいだけだよね!

 俺はちょっと心が汚れているというか、百合的なエロげふんげふん、薄い電子書籍の見過ぎなのかもしれない。便利な言葉だ薄い電子書籍。

「じゃ、じゃあ俺たちはケイの店に寄ってバニラの首輪を買おう。それから風呂に入って夕飯だな」

 俺たちの為に犠牲になってしまったスズランの死を無駄にしてはいけない(死んでない)。

 俺たちが今、前に進めるのはスズランという少女がいてくれたお陰だということを忘れてはいけないのだ(生きてる)。




  ―――




「ごめんね、お兄さん。マールちゃん。うちも一応は宿だからさ。ペットの持ち込みは禁止なんだよ」

「デスヨネ」

 夕食後、宿に戻った俺たちはナンシーさんに呼び止められていた。

 理由はもちろんマールの頭の上にいる垂れ狼ことデザート・ウルフのバニラ。

 首にはユリさんに言われた通り首輪がしてある。

 ちなみにベージュ系の単一色チェックの首輪で、これを選んだマールは、

『バニラがアイスクリームみたいなのでこの首輪見たときビビっと来たんですよ! ワッフルコーンみたいで!』

 との事。

 マールちゃんそのうちバニラ食ったりしないよね? 大丈夫だよね?

 そんなワッフルコーンが付いたバニラアイスクリームを連れて泊まるとなると、アパートなどの個人契約はなく民宿やホテルみたいな契約だから吠えられたり、家具や床、壁をボロボロにされては迷惑になってしまうわけで。

 ご飯を食べてルンルンご機嫌なマールちゃんもそんなナンシーさんの言葉に一気に泣きそうな顔をして、

「えっとえっと…こ、これはぬいぐるみみたいな狼です!」

 とバニラを抱っこしてナンシーさんに見せたりした。

 でもねマールちゃん。

 ぬいぐるみはそんなにへっへっへっへっ言わないよ? 尻尾もピコピコしない。いや、今の日本の技術ならするかもしれないけど、中世の異世界でそれは通じないんじゃないかな。

 つか狼って言ってるやん。マールちゃんも嘘は言えない子だった。

「マール。ナンシーさんに無理を言ってはダメだ。バニラには可哀想だけど、俺たちが、…俺たちの一軒家を建てるまで外で寝てもらおう」

「うぅ…、で、でもこんなアイスみたいな子が外にいたら誰かに間違ってペロペロされちゃうかもしれないです」

「それはないと思うけど、俺にいい考えがあるんだ」

「大吾さん?」

 涙目ハテ? するマールちゃんは最早歩く凶器であった。

 俺は一体何度マールに心を盗まれれば済むのだろうか。




  ―――




「わー! もふもふ!」

「もふ! もふ!」

 そんなわけでやって来ました廃教会。

 ここにはマールの信者である兄妹が住んでおり、雨風を凌いでいるらしい。

 廃れていると言っても元は立派な教会だったのだろう大聖堂もあるし、神父やシスターなどの個室も埃まみれではあるがちゃんとある。

 と、言ってもまだ年端も行かない子供がここで二人で暮らすのは危険なので俺もマールもナンシーさんの宿に来るよう何度か誘ったのだが『パパとママが迎えに来てくれるの』の一点張りで離れようとしないのだ。

 いつから待っているのかは分からないが、モンスターが蔓延る異世界で何日も連絡なく子供だけを残しクエストに出て帰ってこないというのは恐らくはそういう事なのだろうが、この子たちは親の言葉を信じているようだ。

 そんな二人が少しでも寂しくないように俺はバニラを連れて来た。

 ここなら一応室内だし、バニラをもふもふし合えばこの子たちもバニラも暖かくなるだろう。

 そしてここで秘密兵器の登場。

「今さっき俺たちが住んでる所でバニラを入れちゃダメって言われてな。お店も閉まっちゃったし、今日はこれで寝てくれ」

 と言って取り出したのはマールの寝袋。

 これならマールの匂いがしてバニラも安心出来るし、皆で入れば更に暖かいだろう。

「ごめんね、バニラ。明日にはちゃんとしたお家作るから」

「へっへっへっへっ」

 ナデナデもふもふに加わるマール。

 それ以上撫で回すと毛玉みたいな体が余計に毛玉になるよ。

「サン、ルナ。バニラを頼んだぞ」

「うん!」

「ん!」

 サン、ルナと言うのはこの子供たちの名前だ。

 兄がサン。歳までは聞かなかったが、小学校中学年くらいだと思う。

 そして妹のルナ。普通に会話出来るくらいだからサンよりも2、3個下くらいだろうか。

 二人共青い髪をしていて親の容姿がいいのか、サンは美形だし、ルナは可愛い顔立ちをしていた。

「明日は俺たちは休みだし、ずっとここにいれると思うよ。な? マール」

「はい! バニラも入れて皆で遊びましょう!」

「ほんと!?」

「わーい!」

 ルンルンサンルナとピコピコバニラ可愛い。噛まなければ。

「ダイゴ兄ちゃん。ヴィヴィ姉ちゃんも来る!?」

「ヴィヴィ? あぁ、多分来ると思うよ」

「よっしゃ!」

「サンはヴィヴィが好きだもんな」

 マールにこの子たちが廃教会で住んでるのを教えてもらってからヴィヴィも一緒に来た時に、サンがヴィヴィを見るなり大喜びしたのを覚えている。

 両親が冒険者なサンには街で一、二の実力を持つヴィヴィは正に憧れであり、両親からも武勇伝を聞かされていたのだろうヴィヴィを見る目が尊敬の眼差しそのものだった。

 サンも男の子なので冒険者に憧れているらしく、ヴィヴィに体術を教えてとお願いしたところ、休みの日ならいいよという事で話はついたらしい。

 ちなみに俺も冒険者だよって言ったら心底驚かれた。

 何でだよ。

 俺だって一応はヴィヴィに勝ったんだぞ。ちっぱい鷲掴みにしたんだぞ。子供には分からんだろうがな!

「だいごおにいちゃん」

「ん?」

「るな、だいごおにいちゃんと、まーるおねえちゃんと、あそぶ」

 あとこのこも、とバニラを抱っこしてみせるルナ。

 まだ舌足らずな喋り方が可愛らしい子でそっち系の人が見たらはぁはぁしてしまうかもしれないけど、俺は至って普通のちっぱニストなので大丈夫です。え? 普通じゃない?

 でもルナは誰が見ても普通に可愛いので俺はナデナデした。

 ルナもナデナデがお気に入りなのか気持ち良さそうに目を細めた。

「るな、だいごおにいちゃん、すき♡」

「お、おう?」

「…ふーん。良かったですね大吾さん。ルナちゃんに好かれて」

「えっ。どうしたのマールちゃん。俺はマールちゃん大好きだよ」

「そ、そういうことを真顔で言わないで下さい!」

 顔真っ赤になるマールちゃん可愛い。あと可愛い。えぇい! この教会には可愛いものしかないのか!

 それにルナくらいの子は皆好きになるんだよ。両親はもちろん、サンも好きだろうし、マールもバニラも好きなの。

「さて。じゃあ夜も遅いしそろそろ寝よう。寝るまでここにいてやるから」

「ダイゴ兄ちゃん! ヴィヴィ姉ちゃんに会ったら早く来てって言ってね!」

「わかったわかった」

「まーるおねえちゃん、はやく、きてね?」

「もちろんです。起きたら大吾さん置いて急いで来ますね?」

「マールちゃん? 俺も一緒に行くよ? いつでも一緒だよ?」

 だって大吾さん起きるの遅いじゃないですかー、とジト目するマールちゃん。

 いや違うんだよ。敢えてですよ。マールに起こしてほしいから敢えて寝坊してるの。

「へっへっへっへっ」

 チラリ足元に視線を落とすと毛玉が置いてあった。

 よく見たらバニラだった。

 寝袋に入れてやろう。

「かぷっ」

「このやろ」

 手を出すとすぐに噛みますねこの子。

 マールたちには全然噛まないのに何で俺だけ噛むんだよ。

 でも甘噛みくらい痛くないし、噛んだ後ペロペロするからいいんだけど。

 そうしてるうちにサンとルナは眠りに落ち、バニラも睡魔に負けてコロンと転がったので寝袋に入れて俺たちは教会を後にし宿に戻った。




  ―――




 計 画 通 り 。


 ①俺たちが泊っている宿はペット禁止。

  ↓

 ②バニラを誰かに任せないと。

  ↓

 ➂廃教会あった。そこにしよう。

  ↓

 ④でも寒いかもしれないから寝袋使わせよう。でもケイの店もう閉まってるどうしよう。

  ↓

 ⑤マール「わたしの寝袋を使わせます!」

  ↓

 ⑥バニラと寝袋、廃教会へ。俺たちは宿へ。

  ↓

 ➆宿の部屋にはベッド一個のみ。マールはどこへ寝よう?

  ↓

 ⑧俺「さすがに女の子を直に床で寝せるのは悪いから俺が床で寝るよ」

  ↓

 ➈マール「そういうわけには行きません! 大吾さんが床で寝るならわたしは、大吾さんと二人で、ベッドに――」



「ポッポーーーーーーーーーッ!!!!!」

「うひゃあ! い、いきなり奇声をあげないで下さい! ビックリするじゃないですか!」

「さーせん」

 いかん落ち着け冷静になれ。

 俺は別に今まで記憶を無くしていたわけでも、ノートを使って探偵と戦っていたわけでもない。

 死神だって見えないし腕時計に仕掛けもしていない。

 よし落ち着いた。大丈夫だ。

 ⑥までは全て計画通り。

 残り➆、⑧、➈さえクリアすれば俺とマールは晴れてアダムとイブだ。禁断のリンゴに手を出すのだ。

「あっ。やっと帰って来た。悪かったねぇ。あの子を追い出すような事言っちまって」

 俺たちが宿に戻るとナンシーさんが申し訳なさそうに謝って来た。

「いえいえ気にしないで下さい。俺たちが無理言ったのがいけないんですから」

「それにマールちゃんが使ってる寝袋まで持って行かせちまって。狭いベッドだから二人じゃキツイかもしれないのにね」

 そこでようやくマールは『あっ』と小さい声を漏らした。

 どうやら勘付いたようだが、もうマールはクモの巣にかかった可愛い蝶々。俺はクモ。マールは蝶々。

「それについては問題ないわ」

 しかし自然界では予期せぬ出来事が起こり得るもので、例えばクモの巣に蝶々がかかっていれば『このままでは食べられて可哀想』と思った子供がクモの巣を切って蝶々を逃がしてあげたりする事があるだろう。

 あの場合は蝶々はありがとうだが、クモからすればテメーこの! だ。

 それに俺は知っている。

 この声の主を。

「ス、スズラン…? ど、どうしてここに? 百合さんと百合ってる筈じゃあ」

「盛ったわ」

「えっ」

「睡眠薬を」

 ビックリさせないでよ! 倒置法で!

 ユリさんの激しい攻め(脳内イメージ)に耐えかねたスズランが毒を盛ったのかと思ったよ!

「今日は久しぶりに危なかったわ。お風呂には付いてくるし逃げ出す暇がなかったの。こうなったら早く寝てしまおうと思って部屋に入ったらベッドに押し倒されるし、服も下着もスルスル脱がされるし」

「えっと…なんつーか、その…すまんかった」

「気にしないでいいわ。いつもの事だから。でもね、だいご」

「は、はい?」

 何かいつものスズランちゃんじゃないんですけど。

 いつものスズランちゃんはもっとこう、淡々としてるって言うか、喜怒哀楽はあるけどあまり顔に出さないというか。

 でも今は目と声が怖いです。

「私を見捨てておきながらまーるとよろしくヤるのはいただけないわね」

「すみませんでした」

 俺はジャンピング土下座を遂行した。

 完璧なフォームだったと思う。

 土下座オリンピックがあったら金メダルレベル。

「あ、あのスズランさん? 問題ない、というのは?」

 土下座で亀になっている俺の代わりにマールが聞いてくれた。

 そうだそうだ! 問題ないってどういう事だ! マールは俺と一緒に寝るんだから元から問題ないはいすみません黙ってますね。

「だいごとまーるの隣の部屋の人にお願いして部屋を譲って貰ったの。男の人だったけど、だいごがその部屋で寝れば問題ないわよね」

「問題しかねぇ!」

「うるせぇ変態野郎。黙ってろ」

「あ、はい」

 ふぇぇ…スズランちゃん怖いよぉ…。

 それにスズランの毒舌が飛び出るのは相当ですよ。相当おこですよこれは。今日は大人しくしていよう。

「だからまーるは今までの部屋でベッドを使っていいわ。大丈夫よ。なんしーさんに確認したけどシーツも布団も毛布も昼のうちに全部綺麗にしたらしいわ。妊娠はしないから安心して」

「寝るだけで妊娠するかよ!」

「ちなみにだいごが使うベッドは何か変な臭いがして黄ばんでいたわ」

「えっ。うそでしょ?」

 やだよ絶対どこかで嗅いだことのある臭いだろうけど、人様のなんか見たくないし嗅ぎたくないよ。

 部屋を譲ってくれた奴だってスズランが使うって思ったから譲ったんじゃないのか? 俺が言ったら絶対譲ってくれなかったよね?

「それじゃ行きましょ、まーる。私、今日は帰りたくないの。幸いお互い小さいし、寄り添って寝れば問題ないわ」

 そう言ってマールの手を引くとスズランは二階の部屋へと消えて行った。

 マールはえ? え? と混乱して俺を見ていたが、俺はそれを見送るしかなく、暫くして帰って来たギルさんに『何してんだテメェ』と言われるまで土下座を続けていた。

 ふと視線を上げると部屋の四隅にヴィヴィが『大』の字で張り付いてた。

 今日も警備ご苦労様です。今お茶入れますね。少し休憩しましょう。あとサンの前では絶対それやらないでね? あの子ヴィヴィに憧れてるんだから。



返してよ…

オラの正月休みを返してよおおおおおおおおお

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