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第3章45
ダンは左手の指先で、軽くコカリ姫の鼻をつついた。
「これで、血は止まったはずだ。」
ダンはナトリウムに言った。
「え?あ!回復魔法!?ありがとうございます!ほら、コカリちゃんもお礼を言って。」
ナトリウムは、スポンとコカリ姫の鼻からティッシュを抜き去った。もう血は出ていない。
「ありがとーございます!」
コカリ姫はちょこんと膝を曲げて、可愛らしく礼を言った。
「コカリ姫は何歳なんだ?」
カナはコカリ姫と視線が合うよう、少し屈んで話しかけた。
カナは女性としては平均的な身長だから、それよりもずっと背の低いコカリ姫は、せいぜい10歳程度だろうと、カナやダンが思っていると…。
「14歳です!」
その言葉にカナとダンはズッコケた。




