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第3章27
ダンはもともと感情を表に出すタイプではないが、それでもいつものダンなら、カナには喜怒哀楽が読めた。それが今はわからない。
と、いきなりダンは抜剣し、カナに斬りかかった。
「ダン!」
「ダン様!」
カナは本能的に自分も抜剣し、その太刀を受け止めた。
「ダン、なんで私に…。」
剣を握るカナの腕が震えている。本来、カナがダンに力負けするはずはない。だが、ダンの力に押されてカナは尻餅をついた。
「カナさん!」
カナを助けようと、ナトリウムがダンに体当たりしようとした。それに対し、ダンは軽く左手をあげた。爆風の魔法が巻き起こり、ナトリウムは後方に吹き飛ばされた。




