表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔獣物語  作者: ひよく
第1章
27/155

第1章12

 その周りに、いくつもの小さな炎が出現し、金魚が泳ぐように、ダンの左手の周りを浮遊する。

 もしもよく観察していたら、その小さな炎の数は、残る野盗の数と同じ18である事がわかっただろう。


 一体、何なのだろう?

 野盗もオルソも、一瞬、動きを止めてしまった。

 だが、野盗の1人は恐怖にうわずった声でこう叫んだ。

「コイツ、魔術師だ!!」

 その恐怖が伝染していくかのように、野盗達の顔色は一瞬で蒼白になった。そして、逃げ出そうと後ずさった瞬間に、ダンは火炎魔法を野盗達の顔面に向けて叩き付けた。


「うぁぁーー!!」

「ぐぉぉーー!!」

 炎に顔面を包まれた野盗達は悲鳴をあげ、地面の上でのた打ちまわる。

 しかし、魔法の火炎が消える事はなかった。

 すぐに野盗達は屍と化して、動かなくなった。

 結局、その場には、剣で斬り伏せられた死体が9体、顔面を消し炭に変えられた死体が18体、転がっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ