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魔獣物語  作者: ひよく
第5章
148/155

第5章1

あのパイオメトラの塔での戦いから戻ってきてからも、カナとダンはレプトスピラに滞在していた。


「レプトスピラで、また何かが起こる。」


ダンがそう予想していたからだ。

カナはナトリウムに、ダンはコカリ姫にそれぞれ修行をつけながら、その‘何か’が起こるのを待っていた。


そんなある日の事。

ダンの姿は、王城の中庭にあった。

久々に、ナトリウムとコカリ姫の身体を休ませるため、昨日、2人の修行は休みにすると決めたのである。

カナとダンにとっても、久々の休日であった。


ダンは、この王城の中庭を気に入っていた。

レプトスピラ王族の趣味の良さが、よく表れている。

ゴテゴテした飾りはないが、自然と蝶や小鳥達が集まる環境になっており、季節の花々が咲き、中央には清らかな水を湛える噴水があった。


ダンはその噴水の縁に腰を掛け、書物を開いていた。

古びた手書きの書物である。

ダンはそれを1ページ1ページ慈しむように眺めていた。

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