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魔獣物語  作者: ひよく
第4章
138/155

第4章18

1階のコウモリ退治が終わると、カナとナトリウムは、さらに上の階に上って行った。

2,3,4階は、特に魔獣は出なかった。

2人は5階まで上ってきていた。


2人が上ってくると、部屋の隅に蹲る1人の人間の姿が見えた。

低い声でうめき声を発している。


「ナト、私の後ろに下がれ。」

カナは警戒しながらそう命じて、その人影に一歩また一歩と近付いて行った。

カナとその人影との距離が5メートル程になったところで、蹲っていた人影は突然、立ち上がり、カナに襲い掛かった。


カナは予想外の事態に言葉を失ってしまった。

その人影は、海中に消えたパセトシンであったからである。


「パセトシンさん!」

代わりに叫んだのは、ナトリウムだった。

「パセトシン…お前、魔獣化しているのか!?」

うめき声しか上げずに襲い掛かるパセトシンに、カナは呼びかけたが、答えは返ってこなかった。

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