表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔獣物語  作者: ひよく
第3章
114/155

第3章62

「カナ!」

「カナさん!」

 ダンとナトリウムがカナに駆け寄る。

 カナの体が傾き、力を失った手から、剣が滑り落ちた。


「馬鹿野郎!なんで回復魔法をかけさせる前に殺した!」

 カナの体が地面に叩き付けられる寸前で、ダンがカナを抱きとめた。

「だって、あんな奴の言う通りにするの、イヤじゃないか…。」

 ダンの腕の中でそう答えるカナの声は、弱々しい。


「ダン様!奴は死んだのに、まだ魔法は封じられたままなのですか!?」

 ナトリウムがダンに尋ねる。

「まだ駄目だ!まだ、自分の魔法力を感じない。この魔法封じは奴のオリジナルだと言っていた。俺も今まで聞いた事のない魔法だ。いつ解けるのかわからない。」

 さすがに、ずっとこのままという事はないだろうが、5分後に解けるのか、明日解けるのか、1週間後に解けるのか、見当もつかなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ