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守護団にて

ここは守護団本部。守護団というのはレムステルとフェンネスの和平を保つ中立派の組織。

守護団はいくつかの部隊でわかれており、それぞれの役割がある。

またクラス制を採用しており、階級が高いほどより高度な任務が任されたりする。

階級はノーマル ブロンズ シルバー ゴールド マスター レジェンド

があり、左から順に階級が高くなっていく。

団員たちは胸元にワッペンをつけて、わかりやすくしているのだ。



 早朝6時20分。団員達は続々と本部内の朝礼場へ集まる。

朝礼が始まるのは6時30分から。それまでに団員たちは各部隊ごとに整列し、

総部長のセルツを待つ。


 (あと10分ぐらいか・・・)

ライルは睡魔に耐えながら立っていた。

    そのとき

「よお!ライル!今日もボケた顔してんな」

 と背中をバンッと叩かれた。

こんなのはもう慣れっこだ。


「はは・・・レックス、おはよう」


現れたのはライルの親友レックス。髪は肩より少し長めで、頭にバンダナを巻いている。

まさにオールバックだ。彼いわく前髪がじゃまなそうだが、

 「何なら坊主にしたら?」

というと怒るのは目に見えている。だから僕は言わない。絶対に。


 「ホント元気だな。僕にも分けてよ」

へらっとしてライルは冗談口でいう。

 「じゃあわけてやろう。おらおらおらっ!!」

バシバシバシッとまた背中を叩かれた。さすが拳で戦うだけのことはある。

 「いたい、いたい、いたい!もう十分だって!」

 「どうせならもみじに・・・」

 「いや、ホントにいいです。レックスさん」


などと2人が話していると、やがて他の人の声が消えていく。

2人も自然と前を向く。

前の部隊にはセルツ総部長と後ろには副官(補佐)のローリエが立つ。


セルツ総部長からは威厳を帯びたオーラが漂う。

             ・・・立っているだけならば。


セルツは第一声を放つ。

「みんな硬いなあ~朝だからかな?」

 

 何千人ものトップたる人物がこんな穏やかなしゃべりをするなんて・・・

新人たちも唖然としている。僕も最初は驚いた。


はっはっはと言わんばかりにセルツは続ける。

「ま、新人さん達もそう気を張らないで。みんなで今日も1日がんばりましょう~!」

     という具合で今日の朝礼も終わった。


朝礼が終わると、団員は任務の確認へそれぞれの部隊室へ向かう。

本部の向かい側に建っているところだ。ちなみにそのとなりに団員の個室があり、

ここで寝たりする。さらにもう一つ建物がありそこは飛行移動用の機械があり、移動するときに使ったりする。


部隊室ではモニターがあり、そこで任務を確認する。

任務の指令はローリエ副官が行っている。

ライルとレックスは任務の確認をした。


「そうだ。今日は12月31日・・・祝生祭か」 

ライルは腕を組んで考えた。

その任務の隣にかっこ書きでこう書いてあった。


  (特務指令室へきなさい)    と


「・・・よしっ!行ってみるかあ!」

「そうしよう!」


2人は本部内の特務指令室へと足を進めた。


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