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【視聴者さん】転生先はVRMMOのNPC!?転生して最弱の錬金術師になった私はゲームの中からVtuberとして配信します!【助けて】  作者: 猫月九日
王都編

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第24話 王都で起きている事件

「まさか南の山にユアンヌにつながる洞窟があったなんて……」


 ジニーさんからの報告を聞いてレジーヌさんが頭を抱えている。


「ゴーレムが出現するデメリットもありますが、逆にメリットもあるわよ」


「ええ、倒せさえすれば無限に鉄が手に入るというのは魅力的ですわ」


 レジーヌさんは顔を上げたけど複雑そうな顔をしている。


「即座に調べる必要が……いえ、それよりも先に大臣に報告? いえ、しかし今は……」


 なにやらブツブツとつぶやいてる。

 冒険者ギルドのマスターって大変そうだなぁと、私は他人事。


『アリスちゃん呆けてて草w』

『アリスちゃんの発見のせいなんやで?』

『まぁ、アリスちゃんには何することもできないしね?』


「あ、忘れるところだった。これはユアンヌのギルドマスターからの手紙になるわよ」


 ジニーさんがレジーヌさんに手紙を渡す。

 どんな内容なんだろう?


「えっと……ふむ……まぁ、そうなるわよね」


 手紙に目を通したレジーヌさんが何か頷いている。

 悪い内容ではなさそう?


「簡単に言うと、全面的に協力するから使えるようにして欲しいとのことでしたわ」


 あ、教えてくれるんだ。


「それから発見者のアリスさんにくれぐれもよろしくだそうですわよ」


「私!?」


 なんでギルマスの手紙に私が出てくるの?


「そうそう、発見者であるアリスさんにも何か報酬を渡さなきゃですわね!」


「えっ?」


 他人事で見てたんだけど、なんか急な話でびっくりした。


「その洞窟、アリスさんが発見されたということで間違いないのですわよね?」


「え、ええ。まぁ……」


 私は、視聴者さんから聞いただけなんだけど、そのことは言えないのでそう答えるしかない。


「今回の発見は王都とユアンヌをつなぐ大発見になりますわ。きっと国からも報奨が出るんじゃないかしら?」


 そんなに!?


「調査が済み次第になりますが、報奨を考えておくといいですわよ」


 私としては人の功績取ったみたいでちょっと気がひけるんだけど。


『これ、俺らの時どうだったんだろう?』

『誰か報告した人とかいないの?』

『うーん、わざわざどの道を通ってきたとか報告しないような……』

『つまり、俺らも報告すれば報奨もらえる可能性が?』

『……すまん、ちょっと抜ける』

『待て! 抜け駆けする気か!?』


 なんか視聴者さんたちが変な争いしている。

 大変そうだなぁとそっちも他人事だよ。


「ひとまず、報告はわかりましたわ。この件に関しては、こちらで一旦預からさせていただきますわ」


 報告の件はこれで終わり。


「アリスさんはちょっとだけお時間いただけますか?」


 あ、これ。


『ワールドクエスト関係かな?』

『貢献度は十分だし、そうっぽいね』

『入りちょっと違うけど、まぁアリスちゃんだし』


 やっぱりそうだよね。


「はい。何か相談したいことがあるって話でしたっけ?」


「ええ、そうですわ」


「……ひょっとしてあの件かしら?」


「ええ、ジニーさんのパーティにはお願いしている内容になりますわ」


 ジニーさんは何か知っている感じ?


「一体どういうお話なんですか?」


気になって先を促す。


「実は最近王都では急に人がいなくなる現象が発生しておりますの」


「急に人がいなくなる? ですか?」


 レジーナさんは重苦しく頷く。


「ええ、老若男女を問わず、突如いなくなるそうですわ」


「えっと、それは誘拐されているとかではなく?」


 いなくなるっていうと、思いつくのは家出か誘拐?

 老若男女問わずってことは前者はないと思うけど。


「それが全くわからないのですわ。ご家族に話を聞くと、目を離した一瞬に急にいなくなったらしく」


「どのくらいの人がいなくなっているんですか?」


「……総勢だと20人になりますわ」


「20人!?」


 そんなに!? それってかなり一大事じゃない!?


「王都には人が多く、完全に無差別なため大きな騒ぎにはなっていないですが、それも時間の問題ですわ」


 それはそうだろうね。ぱっと聞いただけでも大変そうだもの。


「この行方不明事件、優秀な冒険者さんには調査に協力していただいておりますの」


 ちらっと、ジニーさんの方を見ると、頷いてくれた。


「ああ、私達も折を見て調べているけど。しかし、今はまだ何の情報も掴めていない状態よ」


 ジニーさんが悔しそうな顔をしている。


「それで、アリスさんにも是非ともご協力頂きたいのですわ」


 なるほど。完全に理解した。

 つまり、これを解決すると物語が先に進むってことだよね?


『ちなみに、今のところ俺らの時とほとんど一緒』

『言ってしまえば犯人も結末もわかってるんだよなぁ』

『例のネタバレ防止の件がどこまであるかわからないけどサポートはできるよ』

『経験上、ここに行ったほうがいいよーとかいう情報とかならきっと伝えられると思う』


 やっぱり視聴者さん達は頼もしい。

 そこから情報貰っちゃえばすぐにでも解決できそうだね。

 ともかく、受けないなんて選択肢はない。


「わかりました。私も調べてみます」


 私がそう言うと、レジーヌさんとジニーさんが安心したような笑顔を浮かべる。


「受けていただいてよかったですわ」


「アリスちゃんならきっとまた何か見つけてくれる気がするわね。何かわかったら教えてちょうだいね」


 なんか二人からの評価が高い?

 なんでだ?


 いや、でも今回に関しては期待されても大丈夫。

 なんたって、私には頼りになる視聴者さんたちがいるんだから!

 ……人はこれを他力本願という。


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