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想いの詩(仮題)

きみを想えば

作者: 浮き雲



きみを想えば、言の葉は 枯れたる幹に(ひこばえ)


青き枝葉を伸ばすごと いまを過去より紡ぎだす







きみを想えば、秋の葉の ()を離れても(いろどり)


深むるごとき心地して なおさら、きみに染まりゆく




きみを想えば、秋月の 雲の帳をゆくごとく


(まぶた)の奥の面影の ただ、もどかしく偲ばるる




きみを想えば、秋霜(あきしも)の 枯れたる草を飾るごと


枯れたる我のこころにも 光を受くるもののある




きみを想えば、木犀(もくせい)の 姿もみせず香るごと


遠き彼方にありて、なお 我、まだ、きみを忘るまじ




きみを想えば、秋草に あまたの虫の鳴くごとく


我も、こころにきみを泣き 今宵(こよい)も月と一人ゆく





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