表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビルドキングダム  作者: ライスパディ
第四章 動乱の夜明け
39/70

第38話

 さて、何の星を上げるか問題を解決するとしよう。


 まず、木箱で届いていたという点から、食料は複数個届いている可能性が高いと思う。


 ただ、100ポイントで100人を養えていないという結果から、買うためのポイントが高いか、個数が少ないかという結論に落ち着く。


 更には、10人に絞っても、高ポイント品である肉が行き渡っていないという点で、100ポイントで養える限界値は、10人前後と俺は判断する。


 今の妊婦さんの人数は20人を越えており、今後も増えていくことを加味すると、食料購入で得られる食料の数では、全く足りないという結論に至った。


 で、あるならば前の三つを上げる…と言いたいところだが…


 よし!それでは板を出しての発表だ!



━━━━━━━

 ノーレッジ王国 星残量0


 人種 適性


 適性名  適性度


 1 , 植物    ☆☆☆☆★


 2 , 鉱石    ☆☆☆★★


 3 , 近接武術  ☆☆☆★★


 4 , 遠距離武術 ☆☆☆★★


 5 , 魔法    ☆☆☆★★


 6 , 回復    ☆☆☆★★


 7 , 操縦    ☆☆☆★★


 8 , 発明    ☆☆☆★★


 9 , 製作    ☆☆☆★★


 10 , 追加適性  ★★★★★


━━━━━━━


━━━━━━━

 ノーレッジ王国 星残量0


 人種 技能


 技能名  習得速度  習得深度


 1 , 植物加工  ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 2 , 鉱石加工  ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 3 , 近接武術  ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 4 , 遠距離武術 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 5 , 魔法    ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 6 , 医療    ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 7 , 操縦    ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆


 8 , 発明    ☆☆☆★★ ☆☆☆☆☆


 9 , 製作    ☆☆☆★★ ☆☆☆☆☆


 10 , 追加技能  ★★★★★ ★★★★★


━━━━━━━


━━━━━━━

 ノーレッジ王国 星残量0



権利 ゴーレム購入 ☆★★


   食料購入   ★★★


オーバーテクノロジー 教育ポット ☆


━━━━━━━


 以上が、今回の星の割り振りとなる。


 前回からの変更点は一つ。


 近接武術の習得速度を植物適性へと変えた。


 まあ、賭けである。


 植物適性の星4は『植物の声が聞こえる』レベルの適性となるので、うまく転べば、農業問題と、柄杓ハイレート問題が、両方解決されるかもしれない。


 ただ、そのために近接武術を犠牲にしているので、防衛能力の向上は、先送りとなる。


 この賭けがうまく嵌まれば、ベビーブーム後の食料問題はなんとかなると思うので、是非とも成功してほしいところである。


 え?発明の説明が全然されてないって?


 いやぁ…ね?


 ノーレッジくん…一つ気付いちゃったんだけど…


 …『新たな物を作る』事が全然上達しないんでしょ?


 …これじゃね?


 いやぁ、我ながら大発見しちゃったなぁ!



 二日後


 ん?あれは木工組の…


「いやぁ、あの柄杓の、初めて成功するまでの200回近くの失敗は心折れたなぁ」


「いやお前、今の20回失敗も心にくるだろ」


「へっへーん!俺とうとう19回で成功できたもんね!」


「あっくそ!リーダーにウザいから注意しろって言われてたの忘れてた!」


「おいそれどうい………」


 ………発明意味なかったぁぁぁぁぁ!



 現在


 ふっふっふっ…大発見の勢いのまま、突き進んでやるぜ!


 ということで、学習ポットに入るメンバーの学習内容を決めていくぜ!


 と、行きたい所なんだが、先に、元アイアン王国以外の学習メンバーを発表しておこう。


 まず、先日も言っていた通り、医療組から、基本医療技術の男女一組。


 基礎医療技術を最後まで習得する予定であり、1年後の目覚めとなる。


 次に、猟組のリーダー夫妻。


 今回の避難誘導の功績と、一週間で元アイアン王国民の心を掴みきったその功績から、元アイアン王国跡地に建設予定の村にて、村長を務めて貰うことになった。


 惑星領主セットとして、設定されている内容を学ぶ予定で、大体5年後の目覚めとなる。


 …わざと文明レベルを落とすことで、統治をやり易くするなんて手法、知りたくも無かったよ…


 …軍事力の乏しい小国が、よく採用する手法だそうで…我が国は、そうならないように全力を尽くしたいと思う。


 最後に、農家夫妻一組。


 いち早く敵を発見した功績と、その勤勉さを評価して、5年後を目処に開校予定の、学校の先生をして貰う事にした。


 文字と計算、後は基礎的な魔法と、戦闘技術…解体の技術に、調理術。


 村の中で過ごしていく上で、最低限必要になりそうなものを教えて貰う予定で…


 こちらも5年後の目覚めとなる。


 因みに、この教育ポットには、妊婦さんや、重症患者など、一部の人は、入れない仕様となっている。


 さて…次はとうとう元アイアン王国のメンバーだ!

 ノーレッジ王国の板に書いていないところで、察した方もいるかもしれませんが、他国を吸収したとしても、オーバーテクノロジーは手に入りません。


 大型の機械等も、サラサラと空気に溶けるように消えていくので、再利用したくても出来ないということですね。


 そこには、おおいなる理由と陰謀が…特にありません。


 詰まっているのは、謎の声の節約術ですからね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ