第37話
こーんにーちはー!私ノーレッジは今、教育ポットの施設前に来ています!
あの襲撃から一週間、栄養不足で倒れていた人達も、ある程度は回復し、教育ポットに入っても大丈夫との医療組の御墨付きも得たので…
早速、教育ポットに入って貰うことにする。
現在の元アイアン王国の国民の人数は、75人だった。
女性が10人いないのは、なんとなく予想が出来ていたのだが…
男性が15人程いないのはなぜなのだろうか?
…と、思っていたら、まさかの消えた女性達の愛人だったそうで…
うわぁ…正に古代の権力者だなぁ…
まあ、そんなこんなで、75人を振り分けるのだが…
ここで一つ、新情報が明らかになった。
同種族の国民が配下に加わった場合は、追加適性と、追加技能以外の全ての項目が統一される。
とのこと。
これは、追加された星をどうしたら使えるのかと、板を色々弄くっていた時に出てきたもので…
当時やけくそでタップしまくっていたため、何をどうしたら出るかは今一解らないが、追加情報のヘルプがあるみたいだ。
そこで、星の使用方法もわかったので、教育ポットに入れる前に割り振って仕舞おうと思う。
ボード、カモ○ヌ!
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ノーレッジ王国 星残量☆☆☆
人種 適性
適性名 適性度
1 , 植物 ☆☆☆★★
2 , 鉱石 ☆☆☆★★
3 , 近接武術 ☆☆☆★★
4 , 遠距離武術 ☆☆☆★★
5 , 魔法 ☆☆☆★★
6 , 回復 ☆☆☆★★
7 , 操縦 ☆☆☆★★
8 , 発明 ☆☆☆★★
9 , 製作 ☆☆☆★★
10 , 追加適性 ★★★★★
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ノーレッジ王国 星残量☆☆☆
人種 技能
技能名 習得速度 習得深度
1 , 植物加工 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
2 , 鉱石加工 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
3 , 近接武術 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
4 , 遠距離武術 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
5 , 魔法 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
6 , 医療 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
7 , 操縦 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
8 , 発明 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
9 , 製作 ☆☆★★★ ☆☆☆☆☆
10 , 追加技能 ★★★★★ ★★★★★
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ノーレッジ王国 星残量☆☆☆
権利 ゴーレム購入 ☆★★
食料購入 ★★★
オーバーテクノロジー 教育ポット ☆
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よし!何に…振ろ…うか…な…?
………え?権利もいけるの?
というか…更に上があるの?
くっ…悩みが増える!
今回割り振ろうと考えていたのは、近接武術、発明、製作の、習得速度である。
この習得速度だが、今さらながらに、結構重要なものだということがわかってきた。
というのも、新たな物を作る事が、全然上達しないのだ。
例えば柄杓。
最初期の頃、二十個の木の根を犠牲にして作られていた物だが、現在はというと…
なんと変わらず、二十個の木の根を粉砕して、やっと一つ完成するという、とてもハイレートな逸品になってしまっている。
何が言いたいかというと『成長速度が遅い』これに尽きる。
その分、知識を得ていることに関しては、物凄く出来の良いものを短時間で失敗無しに作るという、覚えてしまえば…という所でもあるのだが…
というところで、少しづつ絞っていった結果、この三つに絞られたということである。
ただ、新たに振れるようになった『食料購入』は、今現在、喉から手が出るほど欲しい権利ではある。
だがしかし、この能力には『食糧難で一国を滅ぼしかけた』という実績があるので、手を出さない方が懸命な気もする。
うーん…どうするか………あっ!聞けばいいじゃん!
ということで、どの様な能力か聞いて回ったところ…
「渡された食料は、パンが多かったですかね?」
「そういえば洞窟内に謎の木箱が増えていたような…」
「そういえば、上層部の連中が、たまには肉が食べたいって言ってたような…」
との証言が得られた。
これ等から得られる予想は…
『食料購入で一番安い食料はパンの可能性が高い』
『食料は木箱に入っている可能性が高い』
『食料購入では、肉は高い可能性が高い』
といった所か…
他の証言も、概ねここに収束していたので、この三つは正しそうである。
では、ここらを加味して、考えていくことにしよう。
新たな国王へと吸収された国民は、追加適性・技能を除いた全ての適性・技能が統一されます。
ただし例外として、種族が違う場合、その種族の長所・短所は残ったままとなります。
例) エルフがノーレッジ王国へと吸収された場合、鉱石への適性は低いままで、魔法と遠距離戦闘の適性・技能は高いままとなります。
実際はもう少し細かく有るので、その時をお楽しみに!