アトラトティウス
アトラトティウス 危険度MHP
左肩と右肩から二本ずつ腕が生えており、その容姿は人間に近いがどちらかと言えば猿に酷似している。
普段は体全体が毛に覆われているが、ほんの少しでも濡れると毛が青い鱗へと形を変える。
このGUPCは一度捕獲されており、幾つかの実験が行われていた。複数の研究者と専門家が共同で行っており、その中の一人が書いたと思われる記録が発見された。
2013年10月3日
一日目
我が母国から指定の研究所に来るようにとの手紙が届いた。何とも怪しく、悪戯に思えたが私はこれに従う事にした。
何でも、極秘のプロジェクトらしくその為に優秀な研究者や専門家が必要だとの事だ。
私のようなパッとしない者にこんな物が来るはず無いのだと切り捨てようとしたが、私は今日の今まで世間から注目されることなく、暗い生活をしてきた。しかし、今回のことでそれも終わるかも知れない。そう考えた時、私の中に希望とも言える期待が溢れてきた。だから私は藁にも縋る思いでその手紙信じた。そして今、私はそのプロジェクトを進行する為の施設に居る。
今回のプロジェクトに参加すると決めた時からこの様に今日一日の出来事とプロジェクトの内容と進捗を書き残す事にした。
と言うことで一日目な訳だが、特に何もなかった。
プロジェクト開始は明後日からの予定らしく、『長旅の者も居るだろうから英気を養ってくれ』との事だった。
この国はあまり大きな国ではなく、この国出身の優秀だと聞く研究者や専門家はあまり居ない。なので、国外からも人が呼ばれているのであろう。まあ最も、私のような凡人でさえ呼ばれているのだからこの国出身の者も何人かは居るだろうが。
こんな所だろうか?とりあえずもう書くことは無くなった。
それではお休み、自分。
2013年10月4日
二日目
今日は朝から大変だった。
前日に案内された食堂で朝食を済ませ、自室へと戻ろうと廊下を歩いていた所、大きな鈴の音が鳴り響き、幾つか設置されているスピーカーから『食堂に集まるように』と放送が流れた。
幸い本当に食堂を出たばかりなので即座に戻ると、白衣を着てサングラスをかけた金髪の男が立っており『こっちですよ』と皆に手招きしていた。私も直ぐにその場へ向かうと、数十分後全員集まったのを確認して、非常に大きな声で食堂に集まった理由を説明し始めた。
「皆さん!おはようございます!えー、まず!我々は皆さんにこの極秘プロジェクトに参加していただき非常に感謝しています!昨日参加をすると言っていただけた研究者、専門家の方々全ての到着を確認しました。なのでこれから施設内の案内と最後に今回のプロジェクトの詳細をお伝えしたいと思います!」
その言葉通り直ぐに移動を始め、封鎖されていた扉の先へと進んだ。
最初は最新の機材が揃った研究室が並び、時々研究室の間にトイレがあった。研究室が並ぶ廊下を抜けると、そこからさらに先は無菌室らしく、集まった全ての者達が専用のシャワールームに連れていかれ、冷たい消毒のシャワーを浴び終わった者から渡された防護服を着て先へと進んでい──
残念ながら、日記のページはここまでしか残っていない。
しかし、残された日記の最後のページの後ろには英語でfriendと書かれ、何故か日本語で書かれた名前と思われる『アトラトティウス』と言う単語、そしてGUPCの特徴の説明が載った色付きのスケッチが発見された。
恐らく、研究者が描いた物だろう。しかし、『フレンド』と言うことは友好的なGUPCなのだろうか?だが、この日記が発見された崩壊した研究所には明らかに何らかの生物に壊されたと思われる痕跡が幾つも発見されている。故に危険度をMHPとして、このGUPCを仮名『アトラトティウス』として捜索を続ける事にする。
私の作品を楽しみ待って下さっていた方、なんなら初見さんの方もお久しぶりです。
前回投稿から約4ヶ月、もうすぐ5ヶ月になろうとしています。というかほぼ5ヶ月ですね。
何故、ここまで期間が開いたかと申しますと単純に、まぁずっとサボってました。すいません!本ッ当にすいません!小説と呼べないような訳の分かんねぇ物を書いてるだけなのに、申し訳ありません!
──と言っていますが実の所これ以外に書いて無いんですよね。はい。あ、いや、反省自体はしてるんですよ?本気で。とはいえ、日に3000字以上書けるかどうか分からないほどの遅筆だし(そこまで書いてないけど)気分で書くような奴なので次の投稿も一ヶ月以上先になるのは確定です。本当にすいません。
ですが、見てくれる人が一人も居ないと「書く意味ってなに?」となってしまうので、これからも気長に待って頂ければ幸いです。
....思ったより長くなってしまった。
あっ、因みに現在少ないながらも毎日ちゃんとした小説を書いているので三ヶ月後ぐらいにはもしかしたら投稿するかもしれません。みんな大好き異世界なので楽しみにしていただければなぁと。それでは。