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「異世界従軍ダイアリー」 徒然なるままに  作者: アボリジナル・バタースコッチ
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魔術師による空中戦

諸兄らの空中戦のイメージは、単騎で箒に跨りながら攻勢術式を展開するものであろう。


しかし、これは数十年以上前の情報に基づいて、世間に広められたものである。


そもそも箒は、物資の乏しかった時代に魔術師が身近にある事物を活用する必要に迫られた為に使用されていた。


また、各国に偏在した反体制派の魔術師が、ゲリラ戦闘に使用するにあたり、権力者側が規制出来得ないもの、容易にカモフラージュできないものとして用いたのである。


元来、魔術師が飛行をする際には、薬物による高揚状態にあることが必須である。(通常では飛行する程の効果を発言できない為)


それ故、かつての魔術師達は箒に跨る際に、柄に薬物を塗りつけ、股間や鼠蹊部から薬効成分を取り込んで、飛行術式を発動したのである。


しかし現在では、各国政府による常備軍拡充に伴い、魔術師が箒を使用する頻度は激減した。


空中からの偵察や近接航空支援、魔術師同士の空中戦を行う場合には、専ら簡易な防楯などを装備したAir mobileを駆ることが多い。


これは二人乗りの魔道具であり、飛行術式を展開するものと、警戒・攻勢術式の展開を行うものとで、それぞれ役割を担いながら運用されるものである。


こうした飛行術師や魔導歩兵を、それぞれの局面に適した運用を行うことが肝要である。

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