躁狂シース
伸びやかに
暮らしていく事は
綺麗な水が
流れるような物
一生懸命の先に
それなりの
安心があるということ
誰もが誰もの幸福を
願うのなら
殺人者だって
同じように願うのだ
この世界の正しさは
頗る汚いから
誰もが誰もの
不幸を願っている
正義の中にある悪で
悪は迫害される
悪の持つ正義は
手の届く範囲の
大切な者へと向いている
矛盾は無い
ただの順番
一番外側にある
あのパッケージを
懲りもせず
作っているのは誰だ
温かな手の平を
温かだと感じる感覚
氷の入ったグラスを
冷たいと感じる感覚
それは同価値でありながら
全く違うのだ
誰もが誰もの感覚を
大切にするのなら
人間は
衝突を許容している
この世界の悪態は
綺麗な空気だから
誰もが誰もの
正しさを笑っている
悪の中にある正義で
正義は困惑する
正義の持つ悪は
同じ正義を語れない
不特定多数へと向いている
矛盾は無い
ただの順番
一番外側にある
あのパッケージを
懲りもせず
作っているのは誰だ
その優しさは
違う優しさで
塗り潰されている
自分の感覚に
他人の感覚が
混ざり合うから
最初の心情を
忘れてしまったのなら
今ある自分を
捨ててしまえば良い
そして
全裸になれば良い
正義の中にある悪で
悪は迫害される
悪の持つ正義は
手の届く範囲の
大切な者へと向いている
矛盾は無い
ただの順番
一番外側にある
あのパッケージを
懲りもせず
作っているのは誰だ
悪の中にある正義で
正義は困惑する
正義の持つ悪は
同じ正義を語れない
不特定多数へと向いている
矛盾は無い
ただの順番
一番外側にある
あのパッケージを
懲りもせず
作っているのは誰だ