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Summer Echo  作者: イワオウギ
V
289/292

289.『もしもし

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

│ 『もしもし。

│  ・・・。

│  あぁ、うん。

│  だと思ってた。

│  で、

│  決まった?、どうするか。

│  ・・・。

│  そっか。

│  じゃあ、良かったんだ。

│  ・・・。

│  あぁ、

│  カメさんとの話し合いが・・・ってこと。

│  どんな流れで決まったわけ?

│  ・・・。

│  あぁ、

│  カメさん、病院に来たんだ。

│  ・・・。

│  うんうん。

│  ・・・。

│  うん、それで?

│  ・・・。

│  うんうん。

│  ・・・。

│  あー、

│  そういうのがあるんだ。

│  ・・・。

│  え、そうなの?

│  ・・・。

│  へー。

│  ・・・。

│  へー。

│  ・・・。

│  あー、

│  カメさん、調べて知ってたんだ。

│  ・・・。

│  へー。

│  ・・・。

│  そうなんだ・・・ってか、

│  あんた、

│  カメさんに、メチャクチャ大切に思われてるじゃん。

│  カメさん、

│  あんたのこと、本当にすっごい好きじゃん。

│  ・・・。

│  何よ、うん・・・って。

│  あー、やだやだ。

│  一応ちょっと心配だから・・・って、

│  人が勉強時間を割いて、こうして話をしてあげてるのに、

│  なんでそんな惚気話を聞かされないといけないわけ?

│  あーあ、やだやだ。

│  ・・・。

│  あれはあんたも一緒になって笑ってたんだからいいじゃん、別に・・・。

│  ・・・。

│  分かった分かった。

│  で、

│  会社のことはちゃんと訊いた?

│  ・・・。

│  あー、あっちのほうにある会社なんだ。

│  こっからだと、ちょっと遠いね。

│  電車で1時間半くらい?

│  ・・・。

│  あー、もっとかかるんだ。

│  じゃあ、気軽には会いに行けないか・・・。

│  ・・・。

│  希望としては、一応ね。

│  どうなるか分からないけど。

│  ってか、

│  そうそう、

│  明日、

│  あんた、親たちに言わないといけないんじゃん。

│  どうするわけ?

│  カメさんのこと、説明するわけ?

│  ・・・。

│  あー、そうなんだ。

│  じゃあ、

│  明日は、カメさんとふたりで天下分け目の大戦(おおいくさ)って感じだ。

│  ちなみに、

│  もし、どうしても許してくれなかっ――。

│  ・・・。

│  え、そうなの?

│  なんで?

│  ・・・。

│  まぁ、

│  確かに、色々迷惑かけちゃってるもんね。

│  そっかー・・・。

│  ・・・。

│  それは言ってみるしかないんじゃない?

│  大丈夫、なんとかなるって。

│  カメさん、頼りになりそうだし。

│  ・・・。

│  そうそう、

│  なんとかなるって。

│  頑張って。

│  私も、

│  明日、陰ながら応援してるし。

│  ・・・。

│  うん。

│  じゃあ、

│  私、そろそろ勉強に戻るから。

│  ・・・。

│  うん。

│  じゃあ、またねー』

│ 続きます。

└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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