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Summer Echo  作者: イワオウギ
V
287/292

287.『・・・あ、えと

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

│ 『・・・あ、

│  えと、お兄ちゃんにちょっとお願いがあって。

│  ・・・。

│  えっと、

│  カメさんにね、ワタシの連絡先を伝えて、

│  それで、

│  時間のあるときに、ワタシに電話してほしい・・・って、

│  そう・・・。

│  ・・・。

│  え?

│  あ、全然そういうわけじゃなくて、

│  その、

│  ちょっと相談したいことがあって、それで・・・。

│  ・・・。

│  9時まで。

│  それと、

│  えずいてたりしてるときは出られないから、

│  そういう場合は、あとでかけ直すって・・・。

│  ・・・。

│  あ、えっと・・・、

│  うん、

│  できれば今日中・・・。

│  ・・・。

│  ううん、それだけ。

│  ・・・。

│  うん・・・、

│  いつも通りって言うか、ちょっと・・・。

│  ・・・。

│  うん、ありがと。

│  じゃあね』

│ 『もしもし。

│  ・・・。

│  2匹の犬の写真・・・。

│  ・・・。

│  うん、分かった。

│  ありがと。

│  じゃあ』

│ 『もしもし。

│  ・・・。

│  あ、

│  はい、ウサギです。

│  すみません、

│  急に電話してほしいだなんて言っちゃって・・・。

│  ・・・。

│  あ、えっと、

│  今日、カメさんが言ってくれたことについて、

│  ちょっと話し合いたいな・・・って、そう思って・・・。

│  ひとりだと決められなくて・・・。

│  ・・・。

│  今日、カメさんが言ってくれたことについて、

│  ちょっと話し合いたいな、って思って。

│  ひとりだと決められなくて。

│  ・・・。

│  それで、

│  また、

│  こっちに来ていただくこと、って・・・。

│  その、

│  電話でもいいんですけど、

│  こういう話は、

│  やっぱり、ちゃんと会って話したいな・・・って。

│  わざわざ、また足を運んでもらうのは、

│  少し心苦しいんですけど・・・。

│  ・・・。

│  すみません、

│  ちょっと風で・・・。

│  ・・・。

│  え?

│  あ、何か用事でもあるんですか?

│  ・・・。

│  はい、分かりました。

│  では』

│ 『もしもし。

│  ・・・。

│  いえ、大丈夫です。

│  ただ、

│  カメさん、忙しそうなのに、

│  無理言っちゃって悪いな・・・って、そう思ってて・・・。

│  ・・・。

│  いえ、

│  来ていただけるのなら遅くなっても・・・。

│  ・・・。

│  あ、えと・・・、

│  はい・・・。

│  でも、

│  いつものことなので・・・。

│  今、どこかの駅にいるんですか?

│  なんか、そんな感じの放送が聞こえてますけど・・・。

│  ・・・。

│  分かりました。

│  待ってます。

│  あと、お電話ありがとうございました。

│  ・・・。

│  はい、

│  それでは、また』

│ 続きます。

└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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