第九十二話
なかなか長文が書けない・・・
第九十二話
俺は三人とそれぞれ面談をしてみたが、特に奴隷商が把握していない様な新事実は無かったが、敢えて言えば、1番のエルフの子は見た目通りのプライドが高く、それでいてなかなか高飛車な態度をとっていた位であった。
能力的にも特に秀でたところはなく、窃盗の方も反省の色はなく、下等な人間がエルフである自分のために役に立てたのだから有り難く思えといった内心がありありと表に出ていた。
まあ、こんな性格じゃ例え能力が高くとも買わないだろうからパスである。
しかも、肝心の料理は出来ないそうなので余計に話にならなかった。
2番のドワーフの子も特にお涙頂戴といった話もなく、冒険者だったらしいが、依頼に失敗しやけ酒を飲んでいた時に周りの者にからかわれて、カッとなって酒場で暴れての乱闘、それをとめようとした酒場の主人に大怪我を負わせ、更に通報されてとめに来た衛兵達に対しても大怪我を負わせた事による捕縛となった。
ドワーフの子が壊した酒場の修理費に慰謝料、衛兵達に対する慰謝料に装備品の修理費、他にも乱闘相手の慰謝料にとめにはいった他の善良な人に対して慰謝料などを含めればかなりの高額だったらしく、借金をしようにも借りる相手が誰も居なかったらしい。
前にも同じ様な事をしていたらしく、その時の借金も返しきれていなかったので奴隷落ちになったらしい。
はっきり言って問題外である。
冒険者としての能力も特に秀でた物が無く、普段からの言動は粗暴、そこに加えて酒癖が悪いとなれば奴隷としてもいらない。
そもそも、酒を飲んで人に迷惑をかけるなど言語道断である。
日本に暮らしていた時にもテレビでよく放送されていたが、そんな深酔いするまで酒なんぞを飲むな。
酔っていれば何しても赦されると思うなよ。
成人しているのだから、酒を飲んでいようと自分のおかした行動の責任は全て自分にある。
それを酔っていたから覚えていないだの酒の席での事だから大目に見てとかふざけんな。
なら飲むな。
世界は貴様を中心に回っていないわ。
酒飲んでから車の運転だと・・・
そんな事するなら車に乗るな。
百億回死ね。
日頃のストレスが酒を飲まないと発散出来ないだと・・・
酒を飲まない人もストレス位溜まるわ。
そんな人達もストレスを別の事で発散しているわ。
どうしても酒を飲みたいなら自宅で一人で飲め。
他の人に迷惑をかけるな。
ふぅ、ほんの少しだけイライラしてしまった。
少し冷静になろう。
スキルの【明鏡止水】さん仕事して下さい。
それとも【明鏡止水】さんが仕事をしていてこれだけイライラして心を乱してしまったのかな?
まあそれは置いておいて、ドワーフのくせにそこまで酔うなよ。
兎に角、このドワーフの子も問題外である。
そして、3番のバーニーズマウンテンドッグの獣人の子も奴隷商から聞かされた情報以上の重要な内容は特に無かった。
強いて言えば料理を含む家事全般をこなせるところだろうか。
戦闘に関しては後々鍛えられるから大丈夫として、家事全般をこなせるのは有難い。
それに会話していて性格も良さそうである。
1番と2番が酷かったから余計に良く見える。
この子で少し癒された。
この子は買い決定でも良いだろう。
スキルの【神眼】でも問題無しだったからね。
なんか、将来的にみんなのお母さん的な立場になりそうではあるな。
「すみません、3番の子は買います」
奴隷商の人に買う事を言ってキープしていてもらう。
「それじゃあ次にいって下さい」
「畏まりました」
俺が続きを促したら次の奴隷達の準備をしてくれた。
1番のエルフの子と2番のドワーフの子とはもう会いたくはないな、と思ってしまった。
そして次の4番から6番の奴隷と1番と2番の奴隷が入れ替わった。
3番の子は買い取り決定なので隣の部屋で荷物の用意と契約の準備をしてから休んでもらっていた。
まだ時間が掛かりそうだしね。
さて、さっさと終われたら良いな。
酒は飲んでも飲まれるな。
ちなみに作者は酒の臭い(個人的に匂い、香りではなくて臭いです)が駄目な人です。
これからも宜しくお願い致します。




