第八十話
すみません。
今回も料理の回となります。
第八十話
「次はスープをいくつか作ろうかな」
「まずは野菜たっぷりのスープから作ろう」
材料は十二人分にしておこうかな。
材料はキャベツの葉 6枚、じゃがいも 3個、にんじん 1本と半分、玉ねぎ 1個半、ベーコンの薄切り 6枚、バター 大さじ3、宿屋の食堂で作ってもらった固形スープの素 3個、塩、こしょうを用意する。
固形スープの素は冒険者や行商人や遠征する兵士の人達に人気らしいが、値段がなかなかの高さなのであまり知られていないのだが、ダンジョンに潜る為に準備している時に冒険者ギルドで教えてもらったので大量に買っておいた。
種類もかなりの数あったが、一応全種類買ってある。
まず、キャベツ、ベーコンは幅2cmに切る。
にんじん、玉ねぎは皮をむき、2cm角に切る。
じゃがいもも同様に切り、水にさらす。
鍋にバター大さじ3を熱し、ベーコン、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、じゃがいもの順に中火で炒める。
玉ねぎが透き通ったら、火を弱めてふたをして2分蒸す。
水2400ミリリットル、固形スープの素3個、塩小さじ1、こしょう少々を加え、中火で5分煮て器に盛る。
これで野菜たっぷりスープが完成である。
後は冷めない様にアイテムボックスに入れておく。
ついでだから同じスープを寸胴3つに作っておいた。
もちろんこれも寸胴ごとアイテムボックス入れておいた。
作れる時に大量に作っておかないとね。
寸胴も大量に買ってあるから大量に作っても安心である。
次は、中華スープを作っていこう。
材料はこれも十二人分で、絹ごし豆腐 2丁、えのきたけ(もし作って見たいなら3パック)お好みで、ねぎ(細いもの)6本、鶏ガラから作った鶏ガラスープ12カップ、片栗粉小さじ6。
豆腐はアイテムボックスの機能を使って作成済みです。
鶏ガラは本当の鶏ではなくて、あくまでも鳥形の魔物の鶏ガラですのであしからず。
作り方は、まずは豆腐は1.5cmの角切りにする。
次に、えのきたけは根本を切って2cm長さに切り、ねぎは小口切りにする。
次に、鍋に鶏ガラスープと切ったえのきたけとネギを入れて熱する。
沸騰したら角切りにした豆腐を加えて、灰汁を取る。
醤油、酢、こしょうで味を調え、片栗粉を水大さじ6で溶いて加え、とろみをつける。
これでスープ2品目も完成。
寸胴でも使ってアイテムボックスに入れてある。
ちなみに鶏ガラスープも大量に作っておこう。
鶏ガラスープはそのままでもネギを入れたりしただけで1品にもなるし使い勝手が良いのであって損はないので、このチャンスに作っておくのは間違いではないだろ。
材料は、 1リットル~1.5リットル分なら、鶏がら…一羽分
酒…100cc・にんにく…5~6片・生姜…15~20g
野菜くず…適量だが、俺が持っているの寸胴は業務用の164リットルも入る大きさの物だけなので、その寸胴を10個使って合計で1,640リットル作ろうと思う。
まずは、野菜の下準備をする。
生姜を潰すか薄切りにする。
にんにくを包丁の腹で潰す。
基本はネギの青いところと生姜。使う料理やお好みで、にんにくや玉ねぎ、ニンジンなどを使う。
鶏がらの臭みを消すために、基本はネギの青いところと生姜。その他、使う料理やお好みでにんにくや玉ねぎ、ニンジンなどを使う。
ラーメンの場合、にんにくは必須、他に玉ねぎやニンジンなど、多くの野菜を使うことで味が複雑になり、おいしい鶏がらスープに。
1~1.5リットルのスープならにんにくは5~6片を基本に、お好みでさらに増やしてもいいかと思います。
白湯スープにする場合は玉ねぎを多めに、ニンジンやキャベツなど野菜をたくさん入れることで、ポタージュのような甘みのあるスープに。
スープの濁りを気にしない場合、野菜は捨ててしまうような切れっ端があればどんどん入れてしまっていいと思います。
注意点としては、溶けてしまうようなカボチャや芋類、臭いが出る大根だけは入れないようにして下さい。
鶏がらの下処理は、
・冷凍された鶏がらは解凍しておく。
・あばらの内側にある内臓を取り除く。
・水に30分~1時間程度つけて血抜きする。
・流水で汚れやゴミを洗い流す。
★もし、本当に自力で作るつもりなら、解凍は自然解凍で。電子レンジなどは使わず、室温、または冷蔵庫でゆっくりと解凍します。
★血抜きをすることで臭みを軽減し、アクを減らします。時間がない場合、血抜きは省略しても大丈夫です。
※余分な脂を取り除くというレシピもありますが、脂も旨味のうちなのでそのまま使います。
・沸騰した湯に入れ、30秒ほどざっとアク抜きする。
・鶏がらの骨や関節を数カ所簡単に折っておく。
鶏がらを煮込む。
・鍋一杯の水と酒、全ての材料を入れ、水から煮込む。
★火加減は沸くまで強火、沸いたら弱火、煮込み時間は3~6時間。
澄んだ清湯スープなら弱火で3時間程度煮込むとしっかりと旨味の出た鶏がらスープになっていると思います。(沸騰させないように注意)
★蓋はせず、かさが減ったら水を足して最終的に1~1.5リットルの量に。ラーメン丼一杯が400~500mlになります。
★血抜きと湯通しをしているので、それほどアクは出ないと思いますが、浮いてきたら取ります。旨味や脂まですくわないように注意して下さい。
これで鶏ガラ(あくまでも鳥形の魔物だが)スープは大丈夫。
ついでだから、パイタンスープも同じ量を作ろう。
材料は基本は同じだが、鶏ガラスープをさらに煮込んで白濁させれば良いので、再び鶏ガラスープから作ろう。
ちなみに、アイテムボックスでコピーすれば良いのだが、調理系のスキルのレベル上げも兼ねているので今回はあくまでも手作りでいく。
パイタンスープの作り方
ある程度煮込んだスープを強火で白濁させれば鶏白湯/パイタンスープに。野菜を多めに使うことでポタージュのようなスープになります。
強火で煮込んで白湯スープにする
・鍋一杯の水と酒、全ての材料を入れ、水から中火で煮込む。
・3~4時間煮込んだら強火に上げ、沸騰させながら白濁させる。
★煮込み時間は4~6時間ぐらい。
ちなみに、スープは中弱火~中火で4時間、さらに強火で1時間煮込んで濾したスープだと、玉ねぎは原型もなく、鶏がらはボロボロに崩れていると思います。
★基本の鶏がらスープ同様、蓋はせず、かさが減ったら水を足して最終的に1~1.5リットルの量に。
パイタンスープの場合、玉ねぎを増やすことでポタージュのようなスープに。旨味と甘味が増し、とろみのあるスープになります。
今回は玉ねぎ多めにはしません。
次回のお楽しみにしておきます。
スープを濾します。
・煮込んだスープをザルで濾す。
・すぐに使わない場合はタッパなどに入れ、冷めたら冷蔵庫で保存する。(私はアイテムボックスに出来立てのままの状態で保存となります。アイテムボックスは便利ですね)
★ご自分でお作りになったなら、保存期間は冷蔵庫で一週間ぐらい。残りは冷凍して下さい。
鶏がらスープの旨味を一番感じられるのは、鶏がらスープにゴマ油を足らし、塩胡椒で味付けしただけの中華スープ。
市販の鶏がらスープとは全く違う旨味を感じるかと思います。
チャーシューなどを作る時に豚バラブロックや鶏むね肉をスープと一緒に煮込めば、さらに旨味が出た美味しいスープに。
透明な清湯スープの場合は火加減もちょうどよく、やわらかく美味しいチャーシューになります。
鶏がらはスーパーの精肉コーナーでも隅っこに追いやられていますが、常備しておけば色々な料理に使える万能の鶏がらスープになります。(こちらでは格安で売られていたのでウハウハで問題ないレベルで買い占めました)
ちなみに、鶏ガラスープとパイタンスープなどの時間の掛かる料理は、魔法やスキルの影響でで本来掛かる時間よりも短くなっていますよ。
そうでないと、とても間に合いませんからね。
いや、魔法やスキルって本当に便利ですよね。
これで手抜きを含めてスープは4品完成。
ちなみに、鶏ガラはアイテムボックス内で保存してあります。
粉々にして畑にでも撒けば畑の栄養にでもなると思うので。
もちろん、他のくず野菜も残してありますよ。
さて、肉料理にスープは作ったし、パンは買ったのがあるし、野菜は生と温野菜の2種類のサラダで大丈夫だろうし、飲み物は数種類の果物の果汁のジュースだから次は何を作ろうかな。
これから宜しくお願い致します。
皆さんも作って見て下さい。
慣れると意外とストレス発散になりますよ。




