第六十六話
すみません。
短いです。
第六十六話
鬼ごっこ開始から今日でちょうど三ヶ月になる。
結論から言うと、俺を除く全員のスキルのレベルは最高でまだ23である。
察知系のスキルのレベルはなんとか30を超えているが、肝心の隠形のレベルが23というのは痛い。
このまま次の段階に進むのか、それとも隠形のレベルが30を超えるまで訓練を続けるのかが悩みどころである。
「どうしようかな~」
「ご主人様どうされました?」
「どうしたクマ?」
「どうしたのですはい?」
「ナテュールどうしたがう?」
「どうしたの~?」
俺がつい、呟いてしまったのをたまたまナテュールに聞かれてしまい、それをきっかけにカヨウやファルカスにリオン、ポーラまで集まってきた。
もう面倒臭いのでみんなの意見を聞いてみようと思う。
ちなみに、俺達は今現在冒険者ギルドに向かっている最中である。
「いや、これからどうしようかと悩んでいただけだよ」
「ついでたから、みんなの意見を聞こうと思うから彼処の食堂に入ろうか」
みんなの意見を聞くと決めたので近くの食堂に入って、適当に飲み物を注文することにした。
その後、みんなが注文した飲み物が来てから俺の考えを話した。
「今現在、みんなの隠形のレベルが最高で23なのだが、盗賊の討伐にせよ、ダンジョンに潜るのにせよ、なんとかレベル30を超えて起きたいんだが、このまま特訓を続けるか、本番でレベルを上げるのかを迷っているんだよね」
この段階でみんなは少し思案顔になった。
「俺としては、ぶっつけ本番はなるべく避けたいんだが、俺が勝手に頭の中で考えていたスケジュールよりも遅れてきているんだが、無茶や無理をして冒険者を続けられなくなるのは無意味だしね」
「だからどうしようかなと思っていたんだよ」
「そうだったんですね」
「では、みんなで相談してみますので少しお時間をいただいても宜しいでしょうか?」
ナテュールがそう言ってきたので休憩がてら少し相談の時間をとる事にした。
どういう結論になろうともなんとか全員が無事に強くなる方法を考えないといけないが、それがなかなか難しいんだよな~。
やれお前はチートなスキルやステータスだから楽勝だろうと思っている人とかも居そうだが、実際はそう上手くいくとはかぎらないからな~。
はぁ~、どうしようかな~。
今年も宜しくお願い致します。




