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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第五十八話

なかなか二千文字以上が書けない・・・

短いですが宜しくお願いします。

第五十八話


 三人が解散する前に軽く俺の予定を説明する事にした。


「さて、今から図書館で本のコピーをしていこうと思う」


「最初は同じ題名の本はコピーしないでおこうかと思ったが、図書館にある本は全てコピーすることにした」


 俺がナテュールとカヨウに図書館での予定を説明した。


「それは構わないのですが、どうしてでしょうか?」


 俺の説明を聞いたナテュールが質問をしてきた。


「チラッと近くの本を見てみたのだが、同じ題名の本でも内容が微妙に違うものや、表現方法がかえられている物もあったりした物もあったので全てをコピーすることにした」


「他にも、もしかしたら重要な情報が本の端の方にメモの様な感じで書かれていたりする可能性も無いわけでもないので、全ての本をコピーするのは仕方ないと思ったのでそうする事にした」


「分かりました」


「しかし、この蔵書量をですか?」


 俺の理由を聞いたナテュールがパッと見の蔵書量を確認して聞いてきた。


「まあ、かなりの時間というか日数がかかると思うけどその方が情報の取得漏れが少ないと判断したんだ」


「それに、どんな所にどんな有益な情報が隠されているか分からないから集められる時に集めようと思う」


「だからそこは諦めている」


「分かりました、出来るだけ協力致します」


「いや、自分の好きな本を読んでいてくれて良いよ」


「でも、それでは御主人様御一人に負担が掛かってしまうのでは?」


「まあ、数日したら頼むと思うが、最初のうちは好きにしててくれて良いよ」


「分かりました、ありがとうございます」


「でも、何かありましたら直ぐに呼んで頂ければお手伝いさせていただきますので、遠慮無くお呼び下さいね」


 前もって自由にしててくれても良いと言っておいたのに、ギリギリで手伝おうと言ってきてくれたのは何気に嬉しかった。


「それじゃあ俺はあの書棚からコピーしていくから、何か聞きたい事や用事があれば来てくれ」


「はい、分かりました」


「は~い」


 途中、空気と化していたカヨウも返事をしてから三人はそれぞれの行動を開始した。


 俺はず、司書さんがいるカウンターから丸見えの書棚から本を三十冊位を適当に取り出し、カウンターから死角になる所まで持っていってからアイテムボックスに収納してコピーをし、コピーを終えたのを書棚に戻してまた新たに三十冊位を取り出し、死角に持っていってコピーするを繰り返した。


 大丈夫だとは思うが、俺のコピーの仕方は本を盗んでいる様に勘違いされるので用心したのである。


 勘違いで衛兵さんのお世話になるのは嫌だからね。


 兎に角、その方法でコピーを繰り返してカウンターから見ることが出来る範囲を全てコピーし終えると、後はどんどん自重無しでコピーをしていった。


「つ、つかれた」


「お疲れ様でした、御主人様」


「おつかれさまでした~」


 朝から閉館時間まで頑張ってコピーし続けたけれど、何とか五万冊弱位しかコピー出来なかった。


 この調子だと十日以上掛かってしまう。


 最悪本屋巡りは奴隷商館での用事を終わらせてからになるかな。


「兎に角、今日は宿屋に戻ってもう休もう」


「流石に疲れた」


「はい、分かりました」


「は~い」


 俺達は図書館からの帰りに屋台とかで買い物をしながら宿屋に帰り夕飯を食べて休んだ。


 明日からは今日に比べればペースアップ出来るとは思うのだが、精神的な疲れがキツいな。


 正直、同じ作業の繰り返しはキツい。


 でも、明日からも頑張ろう。


 継続は力なりだな。

読んで下さってありがとうございます。

これからも宜しくお願い致します。

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