第五十話
すみません、今回も短めです。
第五十話
道中は何事もなく過ぎていった。
夕方になると偶々野営の準備をしている行商人らしき集団がいたので(念のためにマップでの確認済み)近くでこちらも野営しても良いかと確認しに行ったら快く了承してもらえた。
どうやら向こうはこれから俺達と逆方向の東に向かうそうで、色々と西方面の事を教えてくれた。
ここで注意しなければならないのは、まず、相手が了承していないのに勝手に近くで野営したら嫌がられる。
何故なら、もし魔物や盗賊が現れた時に擦り付けしてくるかもと相手に思われるし、向こうはお金を出して冒険者等の護衛を雇っているのにそれに無許可で便乗している事になるからである。
他には、相手若しくはこちらが良からぬ事を考えて、寝静まった時に襲われるかも知れないからである。
他にもあるが、主なる理由はこの辺りである。
だから、野営しようと思った近くに他の人達が野営をしていたら、後から来た方が別の場所に野営するか先に野営をしている又は、野営の準備をしている方に許可を得に行くのが礼儀である。
もししなければ悪評が広まり後々に大変苦労したり、魔物や盗賊を擦り付けられたりする事も有るそうだ(村から街まで送ってくれたタイトさん談)。
そんな訳で野営の前に相手側に挨拶行ったのである。
まあ、こちらが子供を含む三人だからという事と、この辺りが比較的に安全だからであろうと予想出来る。
何であれ、野営の許可は得たので早速野営の準備をする。
ただ、今の人数のままならテントは張らずに馬車の中で寝る積もりなので夕食以外は昼と同じ事をするだけである。
さて、その夕食なのだが何にしようか絶賛悩んでいる最中である。
今日のお昼に自分達の腕前が分かったので、あまり凝った物はスキルのレベルがもっと上がるまで手を出したくないというのが本音だ。
「さて、二人には昼食の時と同じ所まで用意をしてくれ」
「はい、分かりました」
「は~い」
俺が指示したら二人は返事をして早速行動に移した。
ただ、今はもう暗くなり始めていたので、二人一緒に行動してもらった。
俺は蒼玉達の世話をしながら夕食のメニューを考えながら野営の半径百メートルをカバーする侵入者を感知する結界を張った。
念のためである。
いくら何でも初対面の見ず知らずの人を全面的に信用はしない様にしているだけである。
やっぱり早急に奴隷の増員をしないとな。
次の街に着いたら奴隷商人の所に行くとするか。
決してハーレムの為ではナイデスヨ。
シンジテイイヨ。
ウソデハナイヨ、ワタシウソツカナイ。
二人が薪となる枝を集め終わり、簡単な竈を作って焚き火をおこしてから、報告してきたので、食器やパンと飲み物の用意を頼んでおいた。
今回の夕食は、野菜のスープと焼き魚にしておいた。
自分達のスキルレベルと栄養を考えたりするのがなかなかに面倒臭い。
早めに調理系のスキルレベルを上げる方法を考えないといけないなと思った。
俺だけなら上がり易いが、スキルレベルだけが上がってもレシピが頭の中に勝手に湧いてくる訳ではないので余計に大変だ。
レシピ本を買っとけば良かったと思ったが、本屋で見掛けた気がしない。
図書館も調べないといけなかったかな?
後悔先に立たずとは良く言ったものである。
頭の中のメモに図書館でレシピ本が有るか無いかの確認と、本屋での確認を記入しておいた。
冒険があまり進まなかった・・・
これからも宜しくお願い致します。




