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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第四十四話

何となくで投稿します。

第四十四話


 採取系の依頼をこなしながら騎乗の練習をする事十五日、ついうっかり馬車の完成予定日を過ぎてしまったが、馬車工房(絶対に店の名前は言わんぞ、面倒臭いし)からの連絡は宿屋の方には来ていないので大丈夫だろう。


 ちなみにこの十五日の間に俺は冒険者ランクがEランクに上がったし、ナテュールとカヨウの二人はそろってGランクに上がっていた。


「二人とも、そろそろ馬車が完成するであろうと思われるので、今日は食材や調味料、薪等の消耗品に屋台の食料も買っていきたいし、蒼玉達の餌やその他色々と買おうと思うがどうだ?」


「そうですね、ご主人様のスキルであれば幾らでも保存が利きますしそれで大丈夫だと思います」


 ナテュールが賛成してくれたし、カヨウも異存は無さそうだった。


「ああ、その事だが、俺の手持ちの魔道具の中にマジックバックが幾つも有ったので、二人にもマジックバックを渡しておくよ」


「マジックバックの機能としては、マジックバックの中の物は時間が停止するので劣化の心配は無い」


「そして、容量はかなり大量に(神眼で確認した結果は札幌ドーム五つ分となっていたが、俺には札幌ドーム五つ分の容量が分からないのでこんな説明になった)入るみたいだから二人に渡すマジックバックにも食料や調味料、消耗品に屋台の食料等を大量に入れておけるのでそのつもりでいる様に」


 後で知った事だがここまでの性能や容量のマジックバックはそうそう無いそうだ。


 俺のアイテムボックス内にはかなりの数があるのだが深くは考えないでおこう。


「宜しいのですか?」


 結構な出費になるので心配したナテュールに確認されてしまったが、これは私達奴隷にそこまでしても良いのかという確認なのだろう。


「別に構わない、二人が俺とはぐれた時の事を考えての事なので気にするな」


「ああ、蒼玉達の餌やその他の馬関連の物も忘れずに入れておく様に」


「そして、マジックバックには使用者制限機能もあるみたいだから俺達三人を登録してあるので、俺達三人以外は出し入れ出来ないのでその事も忘れない様に」


「はい」


「は~い」


 何かカヨウの返事が幼くなっているみたいだがまぁ大丈夫だろう。


 前にも旅に出るからと食料等を大量に買ってたろってツッコミはしても意味無いぞ、何故なら、前の時も今回も買い占めるとかのレベルではなくて、あくまでも大量にってレベルなだけで、地元の人に余り迷惑にならない程度に押さえているからな。


 ついでに言っておくと、一応毎日食料や調味料その他の物は買っているので俺達三人と蒼玉達四頭が無補給で一年は楽に食べて行ける。


 こういう物は買える時に買っておかないと後々後悔しそうなのでこの買い物をしなくなる事はそうそう無いと思う。


 そう言う事を考えない奴はいずれ手痛い竹箆返しっぺがえしを食う羽目になるからな。


 備蓄は大事。


 まぁ、疑問や反対意見のある人もいるだろうが、そう言う人はこういう物資が何時でもお手軽に手に入ると楽観視しているだけだと思うので俺はまるで気にしない。


 この世界ではこういう物資が無くなるイコール死ぬだけなので、気にしないではなくて、気にするだけ無駄とも言う。


 俺のステータスならどうとでも出来るだろとか言うなよ。


 肝心かんじんの俺が何時も一緒とは限らないんだからな。


 それに、幾らなんでも何もない所では幾らステータスが高くても意味は無いしな。


 さらに言うと、欲しいものが季節外れやその土地では栽培又は、自生していないとどうしようも無いしな。


 それと、今までマジックバックを渡していなかったのは常に行動を共にしていたからだからな。


 決してアイテムボックスの中身を忘れていたのではないからな。


 コラッ!そこっ!疑いの眼で見るんじゃ無い!


 嘘じゃないからな!


 ワタシウソツカナイ、シンジテイイヨ。


 今度しっかりとアイテムボックスの中身を再確認しないとな。


 そう、再確認(・・・)である。


 つまり、以前にきちんとしっかりと、確実に確認した事があるのである。


 だから変なツッコミは要らないのである。


 これは言い訳では無いのである。


 シンジテイイヨ。


 さて、二人にきちんとマジックバックを渡せたし、俺もアイテムボックスのダミーとしてマジックバックを持っておくとしよう。


 別に俺一人が手ぶらなのが寂しいという訳では無いからな。


 変な勘繰かんぐりはしないでね。


「二人ともそのマジックバックの中に装備の予備も入れておくのを忘れない様にな、ポーション系もな」


「はい分かりました」


「は~い」


 やはりカヨウの返事が幼くなっているっぽいが、これは慣れて来てくれたのかな?


 まぁ、さっきと同じ感じだったので様子見にしておこう。


 神眼で確認しても状態異常ではないみたいだしな。


 無いとは思うけれど、もし俺の事をなめているならその時にそれ相応の対処をすれば良いだけだしな。


 俺の直感でもカヨウの目を見ても俺の事をなめているとは思えないから慣れて来てくれているんだな。


 俺がおかしいって?


 うん、マジックバックの事で少し動揺しているのかな?


 気にするな!


 さて、買い物買い物。

読んで頂きありがとうございます。

主人公が少し?変ですが、動揺しているだけですので気にしないでください。

特に伏線でもなんでもありません。

カヨウの変化は理由がありますが、今はまだ伏せさせていただきます。

その内書くと思います。

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