第四十二話
作者は名前を考えるのが苦手ですので、そこにはツッコミはしないで下さい。
あと、安定の短さになってしまいましたが、キリが良かったので投稿しましたが、宜しくお願い致します。
第四十二話
「さて、ナテュールにカヨウ、馬達の名前を考えるぞ」
「「はい!!」」
宿屋の部屋に戻った俺達は早速馬達の名前を考えるなのであった。
先ずは、俺が選んだ白馬の牝馬で、瞳の色が一頭はサファイアの様な深い藍色をしている馬からだ。
「ナテュールもカヨウも良さそうな名前の案があったらどんどん言ってみてくれ」
「「はい、分かりました」」
・・・・・・
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三人は色々な名前を言っていった。
「よし、この子の名前はナテュールが考えてくれた『蒼玉』にしよう」
名前は『蒼玉』に決まった。
案を出したのは俺ではなくてナテュールだった。
俺が出した名前は何かってか?
HAHAHA!
それは聞いてはいけない事だよ。
いくつか出したが即却下されたよ。
そこには奴隷もご主人様もなく、彼女達の後ろに般若がいたよ。
彼女達は笑顔だったのに・・・
さぁ、気をとり直して次の子の名前を決めるぞ。
恐らく俺以外の二人が・・・
次は俺が選んだ瞳が黄色の子だ。
「次は瞳が黄色の子の名前を決めるぞ」
「「はい」」
・・・・・・
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「この子の名前はナテュールが考えてくれた『琥珀』で良いな?」
「「はいっ!!」」
はいっ!皆さんと俺の予想通りこの子の名前も俺の案はスルーされました。
そして、今回もナテュールの案が採用と成りました。
どうやら俺の出す名前の案は厳ついみたいで、牝馬のこの子達には合わないようだ。
まぁ、それでも良いんだけどな。
さて、残りの子達の名前も決めないとな。
次はナテュールが選んできた瞳の色が綺麗な翡翠色の子だな。
「さぁ次はナテュールが選んでくれた瞳が翡翠色の子の名前を決めるぞ」
「「はい」」
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「よし、この子の名前は俺が考えた『翡翠』で良いな」
「「はい、良いと思います」」
今回は俺の案が通ったと言うか、俺の方が合わせにいった。
日よるんじゃないって?
やはり一回位は自分の案が採用されたいじゃないか、別に良いだろ。
さぁ、最後のカヨウが選んでくれた瞳の色が透き通った深紅色の子の名前を決めようか。
「最後はカヨウが選んでくれた子の名前を決めようか」
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「よし、この子の名前はカヨウが考えてくれた『紅玉』にしよう」
「正直ナテュールが考えてくれた『紅柘榴』とどちらにしようか迷ったが『紅玉』にした」
「二人とも『紅玉』で良いかな?」
「私は少し残念ではありますが、良いと思います」
ナテュールが少し残念そうではあったが賛成してくれた。
「私は、自分の案が採用されたので嬉しいでしゅ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
カヨウは思わず噛んでしまっていたが、自分の考えた名前が自分の選んだ子の名前に選ばれたのを素直に喜んでいた。
俺もナテュールもカヨウが噛んでしまった事には気が付かない振りをしていた。
若干カヨウの顔が赤いのは気にしてはいけない。
いけないったらいけないのだ。
その後、俺達は馬の世話を少ししてからゆっくりと休んだ。
宿屋の従業員の人がしっかりと馬の世話をしてくれていたので俺達は少しですんだ。
この時に馬達に「お前の名前は~に決まったよ」と教えてあげたら納得したように顔をすり寄せてきてくれた。
その時に『蒼玉』と『琥珀』に俺が考えた名前を言ってみたが、凄く嫌な顔をした様に見えた。
この名前は永遠に封印しておこう。
ナテュールとカヨウにもそう言い含めておいた事は想像に難くない。
えっ?どんな名前だったかって?
はっ、言うわけ無いだろ。
ではおやすみ。
明日からは騎乗の練習や、二人のレベル上げの続きだ。
これからも宜しくお願い致します。
余談ですが、本日は重陽の節句です。
重陽の節句とは、
9月9日。 「九」という陽の数が重なることから重陽といいます。 昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。 日本には平安時代の初めに伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。
という日らしいですが、皆様はいかがされますか?
未成年の方はお酒は駄目ですよ。