第三十一話
皆様のお陰で、PV68,000ユニーク16,000越えました。
有り難うございます。
こらからも宜しくお願い致します。
第三十一話
鬼が出るか蛇が出るか。
もしかしたら蛇ではなくて、邪かも知れない。
そんな事言ってないでさっさとメールの内容を確認しよう。
もしかしたら良い報せかもしれないしな。
はいごめんなさい。
嘘つきました、欠片も良い報せとは思えません。
えっ?良い報せと思えない理由ですか?
その理由は、ただの直感です。
何か文句ありますか?
無いだろう?
無いと言ってくれ。
まぁ、直感以外にも、メールを確認しようと考えただけで悪寒がはしったと言うのもあるけれど、それも大枠では直感の範疇に入るからやっぱり直感だとしか言えない。
差出人はやはり転生神であった。
表示は以下の通りである。
差出人:転生神だよ♪
件名:大事な?お知らせだよ♪
内容:
やぁやぁジン君久しぶり。
君の転生を担当した転生神だよ♪
今日は君に大事なお知らせがあったので君を転生させる時にメール機能を【メニュー】のスキルに紛れ込ませていたのが発露したタイミングにあわせてお知らせするよ♪
実は、君を転生させる時に、他の神々も面白がって色々なスキルを君に押し付け・・・じゃなくて与えたみたいなんだ。
その内容は僕も教えて貰えなかったからわからないのは申し訳なく思っているよ♪
それから、君の転生を契機に、他の異世界からも転生しているもしくは、転生してくる者が出てくると思う。
君が転生の契機なのに転生していると言う表現になっているのは、君の転生が、スキル等が多いし、強力だったから転生の設定が終わってからその世界に実際に転生するまでのタイムラグの間に、君より早く設定が終わり、転生した者がいるからだよ♪
その者や、その後に転生してくる者が魔神や邪神の類いに引き込まれて悪さをしたらどう処分してくれても大丈夫だよ♪
それが出来る様に君の産まれた村の村長を無意識下で誘導して君を村から出られる様にしたんだよ♪
勘違いされると困るから言って(書いて)おくけれど、竜神に関してはこちらは完全にノータッチだからね。
信じようと信じまいとこれは本当の事だから勘繰ったりしないでね。
村から出て貰ったのはレベルが物凄く上がってステータスがカンストしたからだから年齢的にギリギリ成人していたのは助かったよ。
だけど、そのせいで早くからご両親と離れ離れになってしまったのは本当に申し訳なく思っているよ。
それと、話は変わるけれど、君のスキル【神眼】で種族やその他のステータス類が見る事が出来ないのは、その相手が君よりレベルが上か、他の神の加護があるか、君が【神眼】を使いこなせていないのか、スキル【神眼】と同等以上のスキルで隠蔽しているか、当人もしくは他者(魔神や邪神等を含む)の手によって封印されているなどが考えられるよ♪
これ以外にも考えられるので注意してね。
そうそう、君に処分を頼むのは、僕達神が直接手を下すと魔神や邪神に堕ちてしまうから出来ないんだよ。
村長を無意識下で誘導した時はそちらの世界の最高位の神々に許可を得てからしたからギリギリ大丈夫だっただけだよ。
実際に君以外にも村から一時的にであっても出て行くように判断が下された人はいたみたいだからそこに嘘は無いよ。
そうそう、なんなら魔神や邪神を倒してくれても大丈夫って言ってたよ。
誰かは言わなく(書かなく)てもわかるよね。
最後に、ステータスはカンストしていてもレベルが上がればステータスも上がっているから気を付けておいてね。
そのうち、時間があれば、気が向けば、ヤル気が出ればステータス表示も対応してくれるって言ってたよ。
一方的なメールで申し訳ないけれどこれで失礼するよ。
初めてのメールだからかなりの乱文になってしまっているけれどそこは許してね♪
説明しなければいけない事を思い出しながら書いていたからこんなのに成ったのは不可抗力にしておいてね♪
決してうっかり忘れていて慌てて書いて送信した訳じゃないからね。
何かあればメールするから読んでね♪
まったね~♪
うんっ!!
どうやら面倒で大変で鬱陶しくて一方的なメールだったよ。
それでいて重要な事が書かれていたよ。
どないせって言うんだよ。
いかん、似非関西弁が出てしまった。
うつってしまった関西出身の友人の関西弁が未だに変な風に出てしまうとは・・・
関西弁恐るべし!!
じゃなくて、いかん、意外と動転しているぞ。
それにしても、俺以外にもこの世界に転生している人がいるとはね。
他にも、なんか神々が悪のりして俺の転生時にスキル等をいじっていたとは思わなかったな。
いや、いじると言うか与えられたではなく、押し付けたと書いていたな。
まだ発露していないだけで、とんでもないスキルが出てきそうでそれも怖いな。
それに、魔神や邪神って、俺に何を期待しているんだよ。
俺が竜の巣と言われている初代竜神であるベスプレームスの領域で魔族を殺したのも、竜神や竜達を信仰とかをしている訳ではなく、あそこまで覚悟を決めたりしていた竜達を尊敬し感心していたのに、その覚悟を馬鹿にしたのが許せなかったと言うのが本音だっただけである。
ドラゴニュートやその血が流れているからと言って竜神を信仰する訳ではない。
この世界の竜神達やドラゴニュートの関係は正確ではないが、遠い親戚と言うのが一番近いかも知れない。
他の異世界ではどうか知らないが、この世界ではそんな感じである。
まぁ、魔族はこの世界でも悪役になっているので殺すのになんの良心の呵責もおこらないがね。
だが、魔神や邪神相手だとなんか勝てそうにないし、異世界ライフをエンジョイしたい俺にはちょっと・・・
そんな風に考えていても、相手の方から襲って来るのがテンプレなんだろうな・・・
とにかく、今は奴隷として買った二人の方に意識を持っていっておこう。
どうやら俺の【神眼】も完璧ではないみたいだし油断はしないようにしよう。
さて、二人に対しての聞き取りを再開しようかな。
文章の不自然さは今回はわざとなのでそこへのツッコミは無しでお願いします。