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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第二十三話

少し脱線した感じです。

皆様のお陰でPV34,000、ユニーク8,900越えになりました。

これからも宜しくお願いします。

面白くても、面白くなくても話の後にある

なろう勝手にランキングをポチッとしていただけると有難いです。

第二十三話


 俺がゴブリンの巣の報告をしてから早くも一月ひとつきっていた。


 ギルドから調査隊が派遣されての調査の結果、森は通常の状態に戻っており、俺が発見したゴブリンの巣の跡地もあれから特に異変も見受けられないし、洞窟内も新たに魔物が住み着いたと言う事も無かったので、調査隊が洞窟をふさいで調査は終了となったらしい。


 洞窟内でなんらかの鉱石とかの資源が発見されていたら話は変わっていただろうが、特に発見される事は無かった。


 これで、ゴブリンの巣の件は終わったのだが、ついに俺はギルド長を見ることは無かったし、ギルド長からの呼び出しすら無かった。


 いくら一切の犠牲無しに今回の一件が終了したとは言え、呼び出し位はあると思っていたのにそれすら無いのは疑問に思ったのでいろんな人に聞いてみたのだが、冒険者達からは何の情報も得られなかったし、ギルド職員からは守秘義務とやらで何も教えてもらえなかった。


 しかし、意外な所からの情報があった。


 それは、衛兵さん達からであった。


 まず、ギルド長はここ三ヶ月の間誰もその姿を見ていないらしい。


 しかし、ギルド長は別に出張しているわけでは無いらしい。


 なんせギルド長が街を出た記録が無いのでその点は確実な様だ。


 ならば何故姿が見た者がいないのかと言う疑問にあたる。


 えっ?そんなのほっとけば良いだろって?


 単なる好奇心もあるけれど、一旦気にしだしたら気になって仕方がないだろう。


 えっ!!気にならないって?


 そこは俺に同調してくれよ。


 そんな事しているひまがあるなら依頼をこなせって?


 この一月ひとつき休まず毎日していたよ。


 だから今のランクはGランクになっているし、もうすぐFランクに上がりそうだから良いんだよ。


 えっ!!俺のステータスで毎日依頼をこなしていたらもっと上のランクに上がっている筈だって?


 はっはっは、それはね、誰もやらない様な雑用系をメインにしていたし、毎日依頼をこなしていたが、一日一個の依頼しかしていなかったので、まぁこんなもんだろ。


 話を戻すが、ゴブリンの巣の件もあるし、この一月ひとつき毎日ギルドで依頼の受諾じゅだくの手続きや、依頼完了の手続きをしているのに、ギルド長の姿はもとより、話題にのぼる事すらなかったので気になったのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 依頼をこなしつつギルド長の事を調べる事一週間、ようやく、本当にようやくギルド長の居場所がわかった。


 そこ!!スキルの【メニューⅡ】内にあるマップで調べられるだろ!!とか言うなよ!!


 マップで分かるのは、魔物と、名前などはわからないが、敵意や悪意などがあるものは赤い点で、以前出会ったりしてマーキングした者は青い点で、その他は白い点で表示されるだけなので、出会った事も無いギルド長の正確な居場所はわからなかったのだ。


 マップの能力のこの内容も変化していくかも知れないが、今のところはこんな感じだ。


 勿論もちろんマップ本来のマッピング能力などもあるが、今回はあくまでも人の居場所を調べられるかどうかなので、その辺は省略である。


 しかし、なんとかギルド長の居場所がわかった。


 苦労した、本当に苦労した。


 詳しくは言わないが、本当に苦労した。


 結論から言うと、ギルド長の居場所はなんと、ギルドの地下牢だった。


 詳しく調べたが、別にギルド長が犯罪をおかした訳ではない。


 この街のギルド長はさぼりぐせがあるらしく、度々(たびたび)仕事をさぼっていたそうだ。


 そして、約三ヶ月前も仕事をさぼっていたらしい。


 それも一月ひとつき丸々さぼっていたらしい。


 それでごうやしたギルド職員達によって捕縛されて、ギルドの地下牢に特別に新しくギルド長室をつくり、そこへギルド長を出勤させたらしい。


 勿論もちろんトイレと風呂つきと言う贅沢地下牢らしい。


 当たり前だが、ギルド長の意思では出られないし、地下牢の壁も特注で頑丈にしており、ギルド長では絶対に破壊不可能にしてあるらしい。


 食事はギルド職員が運ぶ様だが、ギルド職員は決して牢の鍵を所持しょじしないとかの徹底した対応を取っている様で、他の地下牢に収監しゅうかんされている者達よりも厳重さであるらしい。


 しかも、ギルド長を捕縛ほばくしたのは俺の冒険者登録を担当してくれたおばちゃ…ゲフンゲフン!


 俺の冒険者登録を担当してくれたお姉さんが、ギルド長をボコボコにして、血だるま状態にしてから引きずって来たらしい。


 やっぱりあの受付のお姉さんは只者ただものではなかった様だ。


 怒らせない様にしよう。


 と、とにかくそんな訳でギルド長を見かけない状態になったみたいだ。


 しかも、これだけ調べても結局ギルド長の名前や性別すらもわからなかった。


 まぁ別にそこはどうでも良いがな。


 疲れたし今日はもう夕飯食べて寝てしまおう。


 ゴブリンの巣があった森に行っていた調査隊も、もう街に帰って来ているし、森でまた魔法の練習や薬草などの採取をして、ランクがFランクになったら他の街に行ってみよう。

今後も宜しくお願いします。

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