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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第二十二話

皆さんのお陰でPV30,000ユニーク7,700になりました。

有り難う御座います。

今回も短めですが、宜しくお願いします。

第二十二話


 俺は大祓おほはらえのことばで【神聖魔法】を習得してから、祓詞はらへことば十種とくさの祓詞はらへことば、ひふみ祓詞はらへことば神拝しんぱいのことばなどを唱えたら、どんどん【神聖魔法】のレベルが上がっていった。


 その後、意図的に魔力を込めた魔法の制御も少し練習していたら、【精密魔力操作】のスキルが【完全魔力操作】にランクアップした。


 そのお陰で魔法の制御も出来るようになり、【完全魔法制御】なるスキルも獲得した。


 しかも、【完全魔力操作】も【完全魔法制御】も普通のスキルではなくて、固有スキル扱いだった。


 まぁ、そんなこんなで魔法もきちんと制御出来るようになったので、洞窟の入り口に、出入りする者があれば俺に分かる様にする結界を張ってから、日が暮れる前に街に戻った。


 えっ、何で最初の予定通りに洞窟の入り口を塞がないかって?


 恐らくと言うか、まぁ確実にゴブリンの事はギルドに報告しないといけないだろうし、報告したらここまで調査しに来る人達がギルド側から送られて来るだろうからこの程度にしたわけさ。


 決して面倒臭くなった訳じゃ無いぞ。


 絶対の絶対の絶対だぞ。


 そんな事は置いといて、とりあえず、ギルドに寄って薬草採取依頼の完了報告と、薬草の買取りをしてもらう為にカウンターに向かった。


「すみません。薬草採取の依頼完了の報告と買取りをお願いします」


 受付は、昼間とは別の人がしてくれた。


「はい、ではこちらに採取された薬草とギルドカードの提出をお願いします」


 俺は言われた通り受付カウンターにギルドカードと薬草を九十束提出した。


 当たり前の事だが、採取した薬草を全て提出するなんて事はしない。


 自分でHPポーションを作ったり、別日に薬草採取の依頼を受け付けた時に提出したりするのに使う為だ。


 何のイベントも無いままごく普通に報酬を受け取り、忘れかけていたゴブリンの事を報告する為にそのまま受付のお兄さんに話しかけた。


「すみません。薬草採取をしていた時にゴブリンの巣らしき物を発見したのですが、報告はここでも大丈夫ですか?」


 受付のお兄さんはわずかに顔をしかめたが、すぐに平常心を取り戻したらしく顔を元に戻してから俺の話の続きを聞いてきた。


「すみません。詳しい事をお聞きしたいので、あちらの部屋まで着いてきていただいても大丈夫ですか?」


「大丈夫ですよ」


 もう日が暮れているとは言え、まだギルド内には他の冒険者達もいるので別の部屋まで着いてきてほしいと言われたので、特に問題も無いので俺は受付のお兄さんについて会議室の様な部屋へと向かった。


 部屋に入ってから俺はゴブリンの数や種類、詳しい場所等を報告した。


 当たり前だが、俺が発見した分だけを殲滅せんめつした事等も報告したし、回収したゴブリンの死体も提出出来る事も報告しておいた。


 ゴブリンの死体を提出してほしいと言われると思っているので、回収するときに解体はしていなかった。


「すみません。ゴブリンの死体を提出していただけるのであれば、買い取り専用のカウンターで提出していただければこちらで買取りをさせていただきます。普段であればゴブリンの買い取りはゴブリンの魔石のみとなっておりますが、今回は報告していただいた数なのにゴブリンの上位種がいなかったのが気になるのでこちらで解剖等して調べたいと思いますので例外で買い取りさせていただきます。その事を買い取りカウンターの職員と上司に報告してきますので申し訳ありませんが呼びに来るまではこの部屋で待機していて下さい」


「分かりました。ではこちらで待っていますので宜しくお願いします」


 俺の返事を聞いた受付のお兄さんは上司や買い取りカウンターに報告しに部屋を出ていった。


 テンプレだとここでギルマスが出て来たりするのだろうが、特にそんな事は無く、普通に買い取りが終わって、発見場所に別のパーティーが向かって調査することになった。


 えっ俺?調査には同行しなくても良かったし、ギルマスからの呼び出しもなかったし、特に何にも無かった。


 兎に角疲れたので宿屋に戻った。


 宿屋に戻った俺は、自分の部屋で試したい事があるので、夕食を部屋まで持って来ていた。


 夕食を部屋の備え付けとしてあるテーブルの上に置き、神道しんとうの食前の作法の食前感謝。


 まず、静座(正座ではない)、一拝一拍手。


「たなつものもも木草きぐさもあまてらす大神おほかみのめぐみえてこそ~。いただきます」


 そして、声もたてずに食べ終わってからの神道しんとうの作法、食後感謝。


 端座たんざ、一拝一拍手。


あさよひにものくふごとに豊受とようけの神のめくみをおもひと~。御馳走ごちそうさま」


 神道しんとうの一連の作法に従って食事をしてみた。


 すると、


 >スキル【礼儀作法】を習得しました。


 とスキルを習得してしまった。


 こっちの世界では、神道しんとうは無いだろうから、家族や人前でこの作法をするのを考えてもいなかったが、今日、祝詞のりとで【神聖魔法】を習得したので物は試しとやってみたらこうなった。


 今迄いままでも一応礼儀作法には気をつけていたと思っていたので何気なにげにショックである。


 まぁ、他の宗教関連の作法は知らないので試しようが無いし、もうけものとしておこう。


 と、とにかく、食器を返却してからシャワーを浴びて寝た。


 ここまでの間テンプレらしいテンプレが無い様な気がするので、ちょっとさみしい感じだった。

本文には書いていませんが、主人公はきちんとゴブリンの代金を受け取っています。

それに、魔法の練習でヤバイ事になっている洞窟の修復と言うか、偽装もしてあります。

あと、作者も主人公も典型的な日本人です。

つまり、元旦には神社に初詣に行きますし、お寺にはお墓もあります。

本編に神道系が出ているのは、作者がキリスト教やその他の宗教をまるで知らないのと、一から考えるのが面倒臭かったのが原因です。

他意は欠片も無いので深読みしないで下さい。

遅筆で申し訳ありません。

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