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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第百五十三話

本日は重陽の節句ですね。

 第百五十三話


 結局俺達はダンジョンに潜る予定日数のギリギリまでボブゴブリンと対戦していた。


 そのおかげで、全員がボブゴブリンとソロで戦える様になっていた。


 その代償として、ダンジョンの探索は進められなかったが、結果的に全員の近接戦闘の能力は格段にアップしたと言える。


 取り敢えず、今回はそのままボブゴブリンを倒してから、転移部屋で登録を済ませてから地上へと戻った。


 次からは6階層から始める事は出来るが、次に潜る時も最初から潜って、5階層にボブゴブリンが復活しているのか、それともクリアーしたからボス部屋はスルー出来るのか、それか別の魔物が配備されているのかを確かめてから進む事になると思う。


 さらに、もしボブゴブリンが復活していたとしたら、今度は全員がソロでボブゴブリンを圧倒出来るまで籠るのも良いかも知れないと思っている。


 ゲームじゃ無いのだから、後衛だからといって近接戦闘がまるで出来なかったり、魔力が無くなったからと言って役立たずとなって終わりでは困るのである。


 性格や種族的に前衛、後衛がかたよるのは問題ないが、出来るけれどやらないのと、出来ないからやらないのとでは雲泥の差がある。


 その差が生死を分ける場合だって有るのだから、後衛ビルドだから前衛ビルドの部分は鍛えなくても良いとか、その逆とかは論外だと思っている。


 ゲームならそれでも良いのだろうが、実際に生死がかかっている場合は愚策も愚策である。


 魔物や盗賊や敵対者がこちらの都合に合わせてくれる訳がないので、オールマイティーな戦闘職になるのが理想である。


 話はそれたが、そんな理想に近づく為にも比較的安全なこの状況で近接戦闘の地力を鍛えておこうと思ってしまう。


 そんなわけで、一旦地上に戻ってきたけれど、また冒険者ギルドで依頼をこなしたり、食料品などの消耗品の補充をしたり、配達してもらっている物の予定をやり取りしたりしてから、再びダンジョンに潜ろうと思っている。


 もちろん蒼玉たちのお世話も忘れずにするし、遠乗りしたりして蒼玉たちの御機嫌取りもきちんとこなす事も忘れない。


 蒼玉たちは賢いので、放し飼いをしておけば庭の草を食べたり、庭の湧き水の溜め池で水を飲んだりしてくるるので、留守をするのに気を付ける必要は無いのだが、それだと蒼玉たちのストレスが貯まりそうなので、ダンジョンに潜る時はスキルの【厩舎】で蒼玉たちの面倒を見たりしている。


 一応、スキル【厩舎】で面倒を見る場合でもスキル【厩舎】の中の放牧地に自由に出掛けられる様にしてあるので、のびのびとしている様だ。


 まあ、無いとは思っているのだが、万が一蒼玉たちがスキル【厩舎】の中にいる時に、俺が死ねば屋敷の庭にある厩舎に自動的に転移する様に設定してある。


 兎に角、今日と明日はダンジョン探索は準備を含めて休みにして、明後日から冒険者ギルドの依頼や準備などをする事にしたとみんなに知らせてある。


 さて、今日はもう風呂にでも入ってのんびりしようかな。


これからも宜しくお願い致します。

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