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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第百四十五話

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

 第百四十五話


 あれから半年経った。


 新人組も含め全員がCランクになったので、後はタイミングを合わせて依頼を受けてからならいつでもダンジョンに入る事が出来る。


 全員がCランクといっても、俺達初期メンバーはCランクの上位で、もうすぐBランクに上がる事が出来るが、昇格試験が面倒なので、冒険者ギルドからの打診が来たとしても、保留にするつもりである。


 新人組はCランクの下位なので、実力的にはまだまだ初期メンバーには遠く及ばない感じである。


 だがそれもダンジョンで鍛えていけば大丈夫だと思っているので、そこまで心配はしていない。


 ただ、あれから転生神からのメールが全く、全然、さっぱり、まるっきり来ていないのが怖いと言えば怖い。


 半年前のメールでは直ぐにでもメールが送信されて来そうだったのに、それがなしのつぶてなのだから不気味ではある。


 それでも、依頼の調整とダンジョンに入る為の準備を考えても、一月ひとつき後にはダンジョンに一度は入っておかないと転生神以外の神々からクレームが来そうな気がするので、準備は進めていっている。


 取り敢えずは俺を含めた全員でだいたい10日位までは潜ってみるつもりである。


 それでダンジョンの様子をうかがってから初期メンバーと交代して、俺を含めた新人メンバーで潜る予定である。


 この事は、全員に言ってあるので、みんなはそのつもりで訓練に励んでいる。


 ただし、俺と初期メンバーが潜ってみて、時間が掛かりすぎる場合はもっと浅い層までにする事も言ってある。


 神々が面白半分でたくったダンジョンがまともであることを願うばかりである。


 俺のスキルがあれば大丈夫だとは思うが、相手は神々なのだから、俺の固有スキルなどが使用不可、もしくは使用を制限される事も視野に入れておかないと、本当に使用不可もしくは、使用制限をされてから慌ててしまう事になってしまう。


 そうなれば、最悪の場合は何も得る事が無いまま全滅もあり得るのである。


 まあ、転生神がメールで知らせてくれた事が本当なら大丈夫ではあるのだろうが、心が折れる事だってあるのだから、楽観視は出来ないと思っている。


 自分でも心配性だと思うが、この世界ではそれでも足りないと思っている。


『転ばぬ先の杖』、『石橋を戦車で砲撃してから戦車で渡る』位の心構えで丁度良い感じだと思っているので、これからもこの心配性はなおらないと思う。


 くだらない自尊心や虚栄心などでメンバーを失う位なら周りから『ビビり』や『心配し過ぎ』とからかわれたり、馬鹿にしたりされても気にしないどころか、逆にこんな事を言ってくる奴とは付き合わない線引きが出来るので、丁度良いのかもしれない。


 さあ、一月ひとつき後の為に準備をしていこうかな。


 それにしても、なぜ転生神はメールを送って来ないのだろう。


 それだけが気掛かりである。


これからも宜しくお願い致します。

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