第百三十九話
今日は七夕ですね。
晴れますように。
第百三十九話
『メールを受信しました、メールを受信しました、メールを受信しました』
この謎な揺れの原因解明が出来る日が早くくる事を願っている。
と願ってから何も原因解明が出来ないまま10日経った朝に『メールを受信しました』との頭の中でのお知らせで目が覚めた。
どうやら転生神からのメールみたいだが、そもそも、俺にメールを送ってくる様な人(神様含む)は、転生神位しか心当たりがない。
もしかしたら俺の存在を知った他の神々が送ってくるかも知れないが、今現在そんなにおかしな行動はしていないと思っているので、そうそうメールは送ってこないだろうし、もし俺に用があったとしても、俺の前に直接やって来そうなのでメールという手段はとらないと思っている。
取り敢えずメールの内容を確認してみよう。
ジン君へ、
久しぶり~、いや~、本当にゴメンね~、実はそっちで起こったこの前の地震って、ちょっとした作業のミスでそこだけで起こった事だから心配しなくても大丈夫だよ。
このお知らせメールが遅れたのは、そっちで地震が発生した事を知ったのはつい昨日の事だったんだよね~、実は作業を担当していた神が、他の本来の仕事の方に気をとられてしまっていて発見が遅れてしまったんだよね~、本当にゴメンね~。
もう地震は起こらないと思うから安心してね~。
作業内容はまだ内緒だよ~、終了したら改めてメールでお知らせするからそれまで待っていてね~。
作業自体はだいたい1ヶ月後位には終了予定だけどね~。
それまで楽しみにしていてね~。
それじゃあね~。
とても、とっても物凄い転生神より愛(笑)を込めて
といった何かふざけた様なメールだったが、とても重要な事が書かれていた。
地震の原因とおそらくはもうあの様な謎だらけの地震は起きないという事だった。
作業内容は教えて貰えなかったが、何かしらの事を神々がしている事は分かった。
まあ、作業内容は謎のままだが、地震の原因が分かり、おそらくもう地震が起こらない事と、神々が何かしらの作業をしている事だけはみんなに知らせておこうと思う。
そうすればみんなも安心してくれるだろうし、神々がしている何かしらの事への心構えが出来るだろうしね。
そうと決まれば朝食後にでもみんなに報告するか。
取り敢えずは報告の前に顔洗って、歯も磨いて朝食の用意をしないとな。
最近はみんなも調理してくれているけれど、たまには俺も作らないと腕が落ちそうだしね。
ただ、朝食後に地震の事を知らせるのは良いが、どの様に切り出すのか考えておかないといけないだろうな。
変な伝え方をしたら余計に混乱しそうだし、神とメール出来るとなると余計に混乱するだろうから、上手く省けるところは省いて説明するとしよう。
説明する内容は調理中に考えるとしよう。
上手く出来るかな?
これからも宜しくお願い致します。
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