第百三十三話
第百三十三話
俺達は今、海岸で塩や苦汁を作ったり、潮干狩りの要領で貝をとったり、釣りをして魚などを釣ったりしている。
釣りの方は、釣れなくても釣りスキルの取得やレベル上げも兼ねているので、心配はしていない。
塩と苦汁は、俺の錬金術で作っているので、塩と苦汁の備蓄とスキルのレベル上げが捗っているので、ホクホクである。
潮干狩りの方は、貝をとるのがメインというよりも、息抜きの方がメインとなっている。
そして、岩場の方では、亀の手や岩牡蠣などの採取を頼んでいる。
これで少しでも海に慣れてくれれば、後は潜水や水中行動などをサポートしてくれそうなスキル修得を目指すつもりである。
そうすれば、海老や蟹なども手に入り易くなると思っている。
勿論、朝市などで買ったりもするけれど、自分達が求める様な品が確実にあるとは限らないので、これは続けていくつもりだ。
この街では、タコやイカも売られていたし、それどころか、ウツボとか日本でもなかなか見かけない魚介類も売られていたので、それの調理もしていかないといけないと謎の使命感があふれてきていた。
勿論、本屋で本を買ってレシピなどを手に入れたり、図書館で料理本をコピーしたりするのも忘れないつもりでいる。
ちなみに、この世界では、余程の大型な魚や魔物でないと寄生虫はいないらしい。
その寄生虫も、1番小さいのでも肉眼でハッキリと目視出来る大きさらしい。
この情報は、俺の転生を担当していたあの神の情報なので、嘘ではない様だ。
一応、冒険者ギルドや料理人の人や、漁師の人達にも確認してみたが、情報に嘘や誤情報はなかった。
だから、刺身もこの世界では普通に存在するのは有り難かった。
でなければ、刺身を1から普及させなければ周りから奇異な目で見られるところだった。
兎に角、今はじゃんじゃん塩を作ったりしておく事だ。
塩はいくらあっても困らないし、腐りもしないので重宝する。
ついでに、浜辺に打ち上げられている海藻の中から、いたんだりしていないのを集めて、乾燥させたりもしている。
勿論、綺麗にしてから乾燥させているので、ゴミが付いていたりする事はない。
これで、少量だが昆布やワカメも手に入ったので、乾燥させた昆布を粉々にして塩と混ぜて昆布塩にしたりもした。
出汁をとる為の昆布も当然ながら確保している。
しばらくは、浜辺での塩作りやその他の採取も1日のルーティーンに入れておいて、数を確保するのと、スキルのレベル上げをしていく様にしよう。
勿論、冒険者ギルドで依頼を受けるのも忘れずにするけどね。
生活が安定するまでは忙しくなりそうだが、こういうのも悪くないと思う。
これからも宜しくお願い致します。
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