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ご都合主義の異世界転生  作者: 柾木 神々
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第百三十二話

 第百三十二話


「こんにちは~」


「はーい、少しお待ち下さい」


 今、俺達は遠いお隣さんに引っ越しの挨拶に来ていた。


 朝一だと忙しいと思い、朝食をゆっくりととってから来た。


「すみません、お待たせしました」


「どういったご用件でしょうか?」


「先日隣の屋敷に引っ越してきたジンと申します」


「今日は引っ越しの挨拶にお伺い致しました」


「これはつまらない物ですがどうぞ」


「これはご丁寧にありがとうございます」


「私の後ろで控えているのは家族・・で右からナテュール、カヨウ、ファルカス、リオン、ポーラ・・・」


 俺は奴隷のナテュール達を家族として紹介したが、お隣さんはナテュール達が奴隷である事に気が付いていた様だ。


 普通なら奴隷はあくまでも奴隷として扱うので、他人の奴隷に対しても奴隷として扱うのが普通であるが、俺が家族として紹介したので、お隣さんも奴隷としてではなく俺の家族として挨拶をしてくれた。


 俺がナテュール達を家族として紹介している時のお隣さんは、微笑ましい様な生暖かい目で俺達を見ていた様な気がする。


 しかし、俺に合わせて俺の家族として扱ってくれるので、お隣さんは優しい人だと分かるが、あの微笑ましい様な生暖かい目は何か気になる。


 家族として紹介されたナテュール達も、何か嬉しさを隠そうとして隠しきれない様な感じだったので、俺まで照れ臭くなった。


 まあ、その事は置いておいて、挨拶の後は商談といこう。


「それでですね、こちらで扱っている牛乳、チーズ、卵、牛肉、鶏肉などを売って欲しいのですけれど、配達とかは大丈夫ですか?」


「配達ですか?」


「それは大丈夫だと思いますけれど、お肉に関してはそんな直ぐにはありませんが大丈夫ですか?」


「それは大丈夫です」


「あと、牛乳、卵、チーズは毎日でも配達出来ますが、必ずお家の誰かに直接受け取って貰う事になりますが、そちらは大丈夫ですか?」


「それはあらかじめおおよその時間が決まっていれば大丈夫だと思いますが、何時頃の配達になりますか?」


「そうですね、朝一に配達する事になりますがその時間で大丈夫ですか?」


「そうですね、朝一なら大丈夫だと思います」


「もし、冒険者ギルドの依頼などで家を空ける時は前もってお知らせしますので、それで良いなら大丈夫ですね」


「そうですね、前もって言っていただければ大丈夫ですよ」


「後は、卵の個数や牛乳とチーズの量も日によっては少なくなったり、無かったりしますがそこはお許し下さいね」


「まあ、それは自然のものなので仕方無いと思いますので大丈夫ですよ」


 その後は値段の相談などをした。


 そして、牛や鶏の1頭買いもあらかじめ予約しておけば大丈夫だと許可を貰った。


 その分高くなったけどね。


 それでも全体で見れば安くついた方である。


 そしてついでに、牛や鶏の内臓もつを捨てていると言っていたので、それも独占で買い取る契約を取り付けた。


 そして、契約している途中で他の家族の人達が来たので、その時に再びナテュール達の紹介等もおらためてしておいた。


 配達は明日からしてくれるそうだ。


 ちなみに、契約料は他の契約の人達よりも多めにしておいた。


 その分、鶏や牛の数を増やす方にもっていく事に成功した。


 まあ、悪い話ではないので大丈夫だろう。


 何か問題があれば相談してくれれば出来るだけ対処するか、アドバイスするとは言っておいた。


 これでここでの用事は終わったので、後は苦汁を作ったりしに行くだけだ。


これからも宜しくお願い致します。

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