第百二話
皆さん、コロナには今までの以上に気を付けてください。
第百二話
さて、みんなに俺の固有スキルの【厩舎】と【監獄】の説明でもしてから盗賊のアジトにお出かけしようかな。
「さて、盗賊どもは気絶させたしみんなに俺の固有スキルの一部の説明をしようと思う」
「ご主人様、普通のスキルならまだしも、固有スキルを一部とはいえ我々にあかされても宜しかったのですか?」
俺がスキルの説明をしようとしたら、ナテュールから戸惑いながらの質問がきた。
「別に構わないぞ、第三者に俺の固有スキルの情報を垂れ流すなら問題だが、誰にも話さない、不特定多数の人がいるところで話さない、盗み聞きの対処をしていない所で話さないなど、色々と気を付けてくれれば問題ない」
「それに、今まで話さなかったのは、みんなのレベルなどが低くて、秘密を守れなさそうだったのもあるし、逆恨みなどで俺の弱味やスキルの情報を得ようとする奴等が出てきた時に、そいつらに捕まったりしそうだったのである程度の実力がつくまで待っていたというのもある」
「ただ、今回の場合は、今までの盗賊討伐の依頼の時と違い、俺達は次の街までも遠いし、来た道を戻るにしても日数が掛かってしまうので、固有スキルの一部を明かそうとしただけだ」
「みんなの実力はまだまだ安心出来るところまでは到達出来ていないのだが、盗賊達のアジトに囚われている人がいるので、最善の方法をとろうとするとどうしてもこれから話そうとしている固有スキルの事は説明しておかないといけないだけだからな」
「本当はもっとみんなのレベルを上げて、俺自身ももっと冒険者ランクを上げてからの予定であったが、人命優先にした」
「なるほど、分かりました」
「私たちはもっと強くなるために頑張りますので宜しくお願い致しますご主人様」
俺がある程度の考えを説明したらナテュールはじめ、カヨウ達も納得してくれたし、自分達の実力が俺の求めている水準を満たしていない事も理解してくれた。
「さて、それじゃあ俺の固有スキルの内、今回使おうと思っている2つを説明するぞ」
「まずは【厩舎】からだな、【厩舎】はそのままで厩舎としての能力が俺の造り出した別の空間にあり、そこに俺が許可した者や蒼玉たちの様な俺の所有している馬などを休ませる為の能力だな」
「空間内は入って休んでいる馬たちにとってとても快適な空間になるみたいだ」
「【厩舎】内での回復量は普通に休んでいる時よりもかなり多く、回復速度も早くなっているみたいだ」
「次に【監獄】だが、こちらも俺が造り出した空間に、捕らえた盗賊をはじめとした犯罪者を収監しておく能力だ」
「その【監獄】内では収監された者は魔法やスキルといったものは使用不可となり、しかも収監されたら【監獄】から出されるまでずっと睡眠状態になる。しかも、投獄中は食事をさせなくても餓死する事はないという便利機能付きだ」
「睡眠状態の例外として、収監している者の前に行って情報を引き出すためにこちらから話し掛ければ、話し掛けられた者のみ起き出す事が出来るみたいだ」
「【監獄】に収監された者を出すには俺の許可が必須だから脱獄も不可能だ」
「ちなみに、俺に魅了や隷属、催眠系のスキルや薬などやさらに、脅しなどで【監獄】から仲間を出獄させようとしても、俺の本心から出獄させようとしていないのでその方法でも出獄不可となる」
「それ以外にも色々と脱獄出来ないように制限が掛かっているから脱獄は不可能となる」
「まあ、俺の固有スキルの【監獄】の存在を知らなければその方法を取ろうとも思えないだろうがな」
「な、何か凄いですね」
俺が固有スキルの説明をおおよその所を説明したら、ほとんどの者たちは唖然としていた。
どうやら、聞き慣れないというか、聞いたこともないスキルだったみたいで、驚きすぎているみたいだった。
かろうじてナテュールが軽い相槌というか感想を言ってくれただけだった。
取り敢えず、捕らえた盗賊どもをさっさと【監獄】にぶちこんで盗賊どものアジトを強襲して、小遣い稼ぎをしに行こうかな。
これからも宜しくお願い致します。




