クリスマスが訪れる前に…
全てはクリスマスの前日に起きた話である。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
某国、某所、研究室にて…
ある男が、不敵に笑い出す。
「ハハハハハハッ!!遂に完成したぞ!Gウイルスが。このウイルスを世界中に撒けばクリスマスは疎か人類まるっとおしまいだぁ!」
「そうはさせない。」
「だれだ?!」
男は泡を吹いて倒れた。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
某国、某所、電気と二次元が交錯する街にて
黒ずくめの集団が、黒ずくめの武器を持って路地裏で話し合う。
「A班は、ポイントRを。B班はポイントJを。残りの班はポイントUを狙え。一人も逃すなよ。作戦開始は9時10分12秒だ。みんな。生きて会おう。」
「寝てろ。」
「何奴!!」
黒ずくめは路地裏でゴミ山のように積まれた。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
某国、某所、世界一と名高い教会にて
神々しい石像がカタカタと動き出す。
「おのれ…人間共め…今日をなんの日と弁える…愚かな人間には神の鉄槌を…」
「去れ。」
「なんだ!?まさか、貴様!!」
石像は動かなくなった。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
某国、某所、とある官邸にて…
とある総理が、呟きだす…
「クリスマスなんか…クリスマスなんか…なくなっちゃえばいいんだぁぁぁぁああああ!!!!!よし!決めた!私の国ではクリスマス禁止!クリスマスはもう終わりだ!」
「愚かな。」
「どうやってここに!」
総理は、死んだように眠りについた。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
某宇宙空間にて
銀色のもやしっ子たちが唱え始める。
「チキュウジン。クリスマス。リアジュウ。バクハツ。」「チキュウジン。クリスマス。リアジュウ。バクハツ。」「チキュウジン。クリスマス。リアジュウ。バクハツ。」「チキュウジン。クリスマス。リア…
「うるせぇ!」
「オマエ。ダレダ。」
銀色のもやしっ子は皆、気を失った。
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆
「クリスマスは、こうしてやっと迎えられるのさ。少しはありがたく思ってよね。メリークリスマス。」
メリ〜クリスマ〜ス!!
只今、(建前上)休業中の変上キョーマです。
今回は、ある特定の人々にとって残酷なお話を書かせていただきました。
すみません。多分クリスマスがなくならないのは、コイツのせいです。
兎も角、明日はクリスマス。
イブは前夜という意味ですよ。
今は相手なんて欲しくありませんが、いつかは欲しくなるんでしょうね…そう願います。
どんな方にも幸せなクリスマスが訪れますように。メリークリスマス。