表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
remember  作者: 楡ぽん
4/8

#4『幻聴』

「あの時計止まってるぞ」


と俺は2人に何の気なしに言った。

見た限りだと、時計の針は23:59で止まっている。


「あ、後で直しとくね」


いろはが慌てた様子で返事をした。

その直後、愛子が突然お腹を抑えて倒れてしまった。


「……お…お願い、アナ……タ…それい…う……もい……いで……」


「お、おい愛子!」


返事はない。

きっと痛みでそれどころではないのだろう。


「そ、そうだ。救急車!早く呼ばないと!」


その時、頭の中で「無駄だよ。無駄無駄。」と嘲笑うかのような声が聞こえた気がした。


そんなことはない。

無駄だなんて。人の命に関わっているんだ。

諦めるなんてことが許されるはずがない。

そう頭の中で返答すると、居間のドアの近くに設置してある電話に駆け寄った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ