魔法少女☆旅行(7)
題名を少し変更してみました。
すっかりラブコメ風なので(はぁ)
夕食のしゃぶしゃぶは水上レストランが会場になる。
ホテルの入り口から出てる送迎バスに乗り、会場へ。
人造の湖に建つ観測所の様なとこ。
しかしこの建物の本質は下層にある。
螺旋階段を降りたその先は、湖を一望できるライトアップされた幻想的な風景が広がっていた。
受付を済ませ、案内を受ける。
舞香は少し緊張してるようだ。
飲み物の注文を聞きに来たウエイトレスに、俺は杏子酒のお湯割りを。舞香はオレンジジュースを頼む。
「どうだ、舞香。なかなかのもんだろ」
「……凄過ぎて言葉が出ません。
もう……こんなお洒落なとこなら、もっと服装頑張れば良かった……」
「そんなことないって。凄くアダルトで似合ってるぞ。
さっき声を掛けられた時、正直見惚れてた」
「本当ですか? ……お世辞でも嬉しいです。頑張った甲斐がありました」
弱冠緊張がほぐれたのか、ぎこちない笑みを浮かべる舞香。
そんなこんなをしている内に、飲み物が運ばれてきた。
俺はグラスを手に取ると、
「それじゃ取り敢えず……旅行初日の夜に。乾杯」
「はい、かんぱ~い」
軽く舞香のグラスと打ち合わせる。
美味しい時間の始まりだった。




