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魔法少女☆散策

 連休って何ですか?(はぁ)

 さて、世間一般では今日より黄金週間に入るらしい。

 俺も例外でなく、溜まった有休を使用し8日間の休みにしてみた。

 連休中の主な予定としては、舞香にせがまれた旅行。

 その他釣り糸を垂れたり、昔から学んでる柔術の稽古で体を鍛え直そうと思っている。

 まず初日である今日は、朝から優雅にドライブである。

 同乗を希望する舞香を助手席に乗せ、山間部へ。

 森林浴を兼ねて軽く山歩きを行う。

 春から初夏へと移行しようとする山の気配が周囲を満たす。

 仄かな木漏れ日が体を温め、森を吹き抜ける風が心地よい。

「深緑の触感って感じがするだろ?」

「空気が美味しいですね」

「たまには都会の喧騒を離れるのも心休まるしさ。それに」

 と俺は車の後部を指さす。

 そこには自前のバーベーキューセットが納められていた。

「外で食べる御飯は美味しいからな」

「準備がいいんですね、恭介さん」

「結構尽くす男だぞ、俺は」

「ありがとうございます。……大事にしちゃいますからね」

「ん? ええ!?」

「~♪」

 上機嫌でクーラボックスの食材を取り出し、昼食の準備をし始める舞香。

 俺は頬を掻きながら

(まっ、いいか。舞香が御機嫌だし)

 と肩を竦めその手伝いをするのだった。







 無論、その際には俺以外の者には見えないという不可視の魔法が常時発動しているナマモノ(最近は名前すら忘れてきた)。

 俺に対して同類を迎えるかのような爽やかな笑みを浮かべるソレを、焚き木にするのを忘れなかったが。


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