魔法少女☆質問
変身を解き舞香を待つ。
遅れて来た舞香も何を言う訳でもない。
俺も必要最低限な会話をし、騒動のあったハワイ○ンズを出た。
車で走り出すと、晩春の風を受けて舞香の髪が舞う。
俺は変わらず無言のまま、夕暮れ時が近い浜へ向け愛車を走らせる。
そして目的地に着き、助手席のドアを開け舞香を誘う。
「わあ……」
舞香が感嘆の声を上げる。
ハワイ○ンズに程近い所にある三崎公園。
ここには浜岸に隣接された観測所があり、ほぼ崖から突き出た場所で海岸を見ることができる。
今の時間帯、沈みゆく夕日が威容を誇り見る者の心を照らし出していた。
やがてそれが完全に消え去り、夜の帳が辺りを覆う。
「凄く綺麗で……吸い込まれそうでした……」
「ああ、隠れた名所なんだ。
近くに来たなら舞香に見せたいと思ってさ」
「ありがとうございます、恭介さん。
他にも今日はわたしの我儘に付き合って頂いたのに」
「昼間も言ったろ? 俺の好きだって」
「でもお礼を言いたい気持ちは抑えられません。
お弁当だけじゃなくて……何かお返しをしたいです」
「じゃあ……一つだけ質問いいかな?」
「? はい、何でしょう」
「舞香、君が……君が魔法少女、ラブリィ※パフュームなのか?」
俺の無慈悲な問いに、舞香は顔を強張らせた。
ラブコメっぽい雰囲気から急展開。
次の話をどうすべきか、自分にも分かりません(はぁ)。
あと書いてて何ですか、読んで面白いでしょうか?
舞香とか萌えるヒロインになってれば幸いです。
ただデレるのが早過ぎた気がしますね。




