幼馴染のあいつと私
最初は真面目で恋愛に興味なかった女の子、小雪が、小学校で離れてしまった幼馴染と偶然出くわし、青い青春物語を送っていく作品です!
わたくしは学生。そこらにいる学生である。
責任もなく、仕事もなく、家事もない。そんなわたくしが唯一頑張っているのは、いつも遅刻をしてくる悠陽くんと話すことなのである。
それが仕事?そうなのです。
わたくしが精神統一して真剣に向き合っているのは仕事や家事ではなく悠陽なのです。笑ったときのクシャッとなるシワや、光沢のある赤みがかった茶髪や、馬鹿なはずなのに成績学年1位なところとか、全部好きすぎて、頭は悠陽のことでいっぱいなのだ。
そんな悠陽とわたくしはカップル!ではなくただのご近所さんなのだ。小学生の時は毎日遊んで、登下校も毎日一緒だった。その時のわたくしは恋愛なんてもってのほか、好きな人もいなかった。
中学生になると悠陽は県内トップの私立の中学に行ってしまった。わたくしが知らない間に中学受験の勉強をしていたらしいのだが、全く気付くことができなかった。
なんとも言えない感情にかられながらわたくしは中学でできた新しい友達と過ごしていた。
気付けば中学3年生で、高校受験の勉強を始めていた。
特別頭が良かった訳ではなかったので、家の近くの偏差値50くらいの高校に通うことを決めた。今思えば、悠陽のことはすでに忘れていたと思う。
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毎朝7時30分にアラームが鳴る。
日差しが私を照らしているかのように差し込んで、朝からスポットライトを浴びているみたいだ。
洗面所に立ちふと顔を上げると塩分を取りすぎたのか、顔が元の2倍くらい大きくなっている。
7時35分
「いただきます」
卵かけご飯に醤油を2周させて、流し込むように5分で食べる。
7時40分
日焼け止めを塗って、パウダーをかけ、先生にバレないであろうカラーコンタクトを付ける。
前髪は先端だけ、軽く巻く。
美意識が高い子は1時間前に起きて、先生にバレないギリギリの化粧をする子も中にはいる。
私とは無縁だ。
可愛くなろうと努力はするが睡眠を削る程ではない。
8時
準備が終わって、すこしぶかぶかなローファーを履いて、外に出る。いつもと変わらない朝の日課。
自転車にまたぎ陽の光を目指して漕ぎ始める。澄んだ青が空を覆い、坂を下りながら見る街は遠くまで広がっていた。
信号待ちをしている時、突然後ろからブレーキ音と共に何かが私に飛び込んできた。
「わぁ!」
びっくりして突発的に声を出してしまった。
後ろを見ると焦った様子で自転車を降りる男の子がいた。
「すみません!怪我はありませんか?!」と声をかけてきた。
私より20センチ程高く、茶色がかっている髪色、綺麗な並行二重に何処か懐かしさを感じる。
ぼっーと眺める私に
「って、小雪?!久しぶりだね」と、何事もなかったように声をかけくる。
「誰?」と、唐突にでた言葉に違和感を覚えながら
「忘れちゃった?俺、悠陽」
懐かしさを感じたことに納得が行ったが束の間、大きな声でびっくりしてしまったことを思い出した。
「あ。うん!大丈夫!!」って、もっと話したい気持ちを抑えて急いでその場から離れた。
8時30分。
まだ1話なのですが大目に見てくれると幸いです!
息抜きに小説を書いているので、気軽に読んで欲しいです!




