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「異能学園の秘密の部屋で、新たな試練に直面した件」



その夜、怜は自分の部屋で静かに考えていた。鏡の中に映し出された異世界の光景が、彼の心に深く刻まれていた。


「一体、あの鏡にはどんな秘密が隠されているんだろう…」


考えに沈んでいると、突然ドアがノックされた。怜は驚いてドアを開けると、そこには陽菜が立っていた。彼女は少し赤面しながら、怜に向かって微笑んだ。


「怜君、少し話せる?」


怜は陽菜を部屋に招き入れ、二人でソファに腰掛けた。陽菜は何かを決心したような表情で、怜の手を握った。


「実は、あの鏡の秘密を解明するために、もっと深く調査する必要があるの。でも、そのためには私たちの異能をもっと理解し、強化する必要があるわ。」


怜は陽菜の真剣な表情を見つめ、頷いた。「もちろん協力するよ。君と一緒に、この学園の秘密を解き明かしたい。」


陽菜は微笑み、怜の手をさらに強く握った。「ありがとう、怜君。一緒に頑張りましょう。」


その瞬間、二人の間に静かな絆が生まれ、怜は心の中で陽菜に対する特別な感情を自覚し始めた。


---


次の日、怜と陽菜は再び学園の秘密の部屋に向かった。今回は駿も一緒だった。彼は最初、二人の計画に疑問を持っていたが、怜の説得で協力することを決意した。


「俺も一緒に行く。学園の秘密には興味があるし、君たちだけじゃ危険だろう。」


三人は秘密の部屋に入り、再びあの鏡の前に立った。鏡は相変わらず不思議な輝きを放っており、彼らを引きつけてやまなかった。


「まずはこの鏡をもっと詳しく調べよう。」


陽菜が提案し、三人は鏡を囲んで調査を始めた。鏡の縁には古代文字が刻まれており、その意味を解読するのに時間がかかった。


「この文字、異能者の古代言語だわ。」


陽菜は驚きながら言った。「どうやら、この鏡は異能者の力を増幅させる装置のようね。」


「なるほど。だから俺たちの異能が強く感じられたのか。」


怜は納得し、鏡に手を伸ばした。しかし、その瞬間、鏡が強い光を放ち、三人は瞬時に別の場所に飛ばされた。


---


彼らが目を覚ますと、そこは異世界だった。広大な草原が広がり、遠くには異形の生物たちが見えた。


「ここは…一体どこなんだ?」


怜が呆然と呟くと、陽菜が冷静に答えた。「どうやら、鏡が異世界へのゲートだったようね。」


駿は周囲を見渡し、武器を構えた。「ここでは何が起こるかわからない。気を引き締めて進もう。」



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