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ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。  作者: あずももも
16章 「聖女」を巡る、人類と魔王の共闘

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515話 【エリーちゃんの死に沈む配信】

【エリーちゃんが死んだ!】


【この人でなし!】

【もうだめだ……】

【世界中が阿鼻叫喚】

【そらそうよ……】

【貴重なサキュバスが……】

【貴重なヒモえっちが……】


「……たぶんエリーちゃんだと思う灰は集めたよ。これ、ちゃんと持っとけばそのうち生き返るかな」


「ぐすっ……ええ、ええ! きっと……!」

「ひなたさん……!」


魔王城の玉座の間、その隅で灰を集め終わったひなたが立ち上がる。


普段とは違い表情のない顔つきになっている幼い姿に、誰しもが涙を誘われ――あやと優が、静かに抱きしめる。


【ぶわっ】

【ひなたちゃん……】

【天使だ……】

【賢いロリは天使でもあったのか……】

【感動した】


「「………………………………」」


――なお、それはただの灰だった。


正確に言えば、彼女たちの近くの壁の上に掛けられている――地球で言えばお香のような器具からこぼれ落ちて堆積した灰の山だ。


それも、ちょっとやそっとの量ではなく――つい最近に玉座の間を模様替えしたときに発見されたのをほったらかしにされていたため、11年分の堆積物だった。


エリーは、真っ白になっていたときに気づかずにその上に座り込み――エリー本人が「消失」したせいで、その跡地には灰しか残っていなかった。


「「………………………………」」


その事実に気がついてしまったのは、魔王城のメイド数人――産まれたばかりの魔王から寵愛を受けるのに夢中になってちょっとばかり掃除をさぼっていた彼女たちは、この雰囲気にそれを言い出せるわけもなく。


そもそもどうせ柚乃の気迫に盛大に漏らして立ち上がれないのだから、もう口を閉ざして目立たないようにするのが精いっぱいだった。


【あの  青い森県の先端の消失していく百鬼夜行の件は】


【そんなのエリーちゃんに比べたらどうでも良いだろ!!】

【えっちなサキュバスの消失とか悲しすぎるだろ!!】

【草】

【それはそれとして確かに不気味ではあるけど……「怪異」だよ?】

【ユズワールドだって女神ちゃんが明言してるからなぁ】


【ユズちゃんの仕業なら……いかん、無邪気だけど無邪気ゆえに被害甚大になる可能性が】


【あっ……】

【草】


【そういや百鬼夜行の件、詳細が分かってきたっぽいぞ】


【お】

【今、エリーちゃんの死を悼んでるところなんだけど】

【ばっか、テイムされてるんだからユズちゃんさえ生きてれば復活するって前に言ってたろ】

【それもそうだったね  じゃあ早く教えて】

【草】

【助かるって分かった瞬間にドライになりすぎてて草】


【あの百鬼夜行な  正確には「100を超えるダンジョンのボスモンスター?」が突如として階段を登り始め、モンスターとしてのルーチンを完全に無視した動きをしながらダンジョンじゅうのモンスターを引き連れて地上に出て、青い森の先端目がけて軍勢を送り込んできた大事変なんだけどな】


【草】

【ひぇっ……】

【事実だけ聞くと恐怖でしかないんだが】


【※一般的に、こういうイレギュラーな動きをスタンピード――ダンジョンの暴走と言います】


【※11年前の大災害はそれが全世界のあらゆるダンジョンで起きたために世界の人口は半減して国家ごと何十も壊滅しました】


【※未だに立ち入りのできない「地域=国家のあった場所」もあります】


【※スタンピードが起きると近隣が消滅します】


【※数年前にも大陸で国家が飲み込まれました】


【※スタンピードこそが人類を脅かした元凶です】


【     】

【こわいよー】

【こわすぎる】


【その怪異・ユズワールドが何……?】


【怖かったけど力が抜けてきた……】

【困った、恐怖心も緊張感もないないされた……】

【もうだめだ……】

【草】

【「ユズ」――それは禁断のワード……シリアスな場面にはNGです】


【もう説明やめていいかな  なんか疲れて眠くなってきた】


【おいバカ寝るな死ぬぞ】

【ああ、雪山で寝ちゃう的な】

【ユズワールドで精神を手放すと羽ばたいちゃうからね……】

【ひらっひらしちゃうかー】

【マジでそうなるんだよなぁ……】


【説明】


【あっはい  そいつらが発生したダンジョンの大半は中難易度から高難易度、それとか軍が規制してた超高難易度の大型ダンジョンとか――ほら、この前ユズちゃんたちが攻略しようとしたらなぜかユズちゃんがメイドちゃんにお持ち帰りさせられたわユズちゃんにメロメロにされた魔王ちゃん(TSパパン疑惑)によって魔王城が地下から空へと離陸したわ出海道じゅうのダンジョンが羽ばたき始めたわ七稜郭が魔王城タワーになるわ出海道上空に真っ赤な月が出現したわ……脳が……空へと突出していく……】


【ひぇっ】

【グロ】

【草】

【事実を認識しちゃうとね……】

【あんのロリサキュバス……お持ち帰りされてからやらかしすぎて……】


【あれ? 女神ちゃんどこ行った?】

【誰のカメラにも映っていないが】


【いや、さっき居たぞ  んでなぜか魔王城に入り込んでたちょうちょ見つけて追いかけてったからもうここには居ない  エリーちゃんの消失でほとんど誰も気に留めてなかったが】


【は?】

【えっ】

【草】


【もしかして:ユズちゃん】

【なら、そう言ってくれそう……いや、あの女神ちゃんもなんだかユズちゃん風味だったな……】

【悲報・事情知ってそうな上位存在、ちょうちょを追いかけてどっか行く】

【い、一応、部下の魔王さんたちが何人か追いかけてったから……】

【ああ、友達って本当だったのね……】


「え? えっと、応援してくれると嬉しいです。具体的には最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に、まだの方はブックマーク登録……なにこれ、理央ちゃん」

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