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ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。  作者: あずももも
16章 「聖女」を巡る、人類と魔王の共闘

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498話 【速報・ユズねぇ、マジギレ】

【悲報・ユズねぇ、キレてる】


【こわいよー】

【声が怖い】

【普段はユズちゃんそっくりなのに】

【なんか低い……】

【なぁんでぇ……?】


【急にキレてるユズねぇ、魔王ちゃん……気づいてるぅ?】


「今の私は、今年で11歳になる、この魔王の肉体として新たに生を受けてから……」


【気づいてねぇ!!】


【草】

【もうだめだ……】

【おろろろろろ】

【ヤンデレの彼女に刺された古傷が疼いている……これはやばい】

【経験者の体が危機感を覚えている……魔王ちゃん! 逃げよう!】

【草】


柚乃の異常に気がつかない魔王。


「彼女」は今まさに、自身に起きたことを「11年前のあの日」へとさかのぼって説明しようとしていた。


だが、


「――――――浮気。したのね。私と柚希というものがありながら」


「ひゅっ」


「ぴっ」


――ちょろっ。


その瞬間、柚乃の怒気を至近距離でまともに浴びた理央と魔王は――ちょっぴり下着を濡らした。


【!?】

【!?】

【おろろろろろろ】

【え え?】

【もっと声が低くなってる】

【こわいよー】


【ユズねぇが……ユズねぇが、生物学的に発せられない声を!?】


【草】

【言ってる場合か!?】

【あ、周りではしゃぎ始めてたメイドさんたちが白目剥いてる】

【草】

【もしかして:ユズねぇ、怒ると怖いタイプ】


【あの、ちょい離れた位置にあるカメラさんから見てる分には、いつも通りに笑ってる顔のままなんですけど……ユズねぇ】


【笑ったままぶち切れるタイプだとしたら……?】

【※理央様を見ましょう  ユズねぇに腕つかまれたまま地べたに座り込んでお顔が真っ青になってます】

【あっ……】

【草】


【あのさ】


【うん……】

【なぁにぃ……?】


【ユズねぇってさ  サキュバスになってるんだよね? いろいろ置いといていろいろはともかく、ユズハウスの地下の魔力のせいで】


【草】

【草】

【ユズハウスで草】


【その下のはね、楽しいユズワールドだよ  ユズちゃん命名だよ】


【草】

【草】

【今笑ってる場合じゃないの!! イスごとあったかいの!】

【えぇ……】

【かわいそう】


【でさ  ユズちゃんですら「★」とかついちゃうバグったレベル表記=強さでしょ? てことは……同じ家にずっと住んでて、しかも病気で寝てた?からユズちゃんより魔力浴び続けてたユズねぇは……】


【あっ……】

【あっ】

【ゑ?】

【もうだめだ……】

【もしかして:ユズねぇ、普通に強い】


【ユズねぇの性格的にも……なにより必要がなかったから、元気になってから戦ったことすらなかったけど……】


【ユズちゃんよりサキュバスだもんね……】

【あーあ】

【サキュバスこわい……やっぱインキュバスの男の娘が良い……】

【さりげなく自分の性癖に合致する相手を選んでるんじゃねぇ!】

【草】

【草】


【それなら魂抜けてる理央様も分かるか】


【あー】

【体が弱かったとしても、勝手に上がったレベルでフィジカルじゃなくメンタル的な魔法とかを無意識で使えてたら……】

【威圧・恐怖系統のデバフスキルか魔法……】

【理央様はユズちゃんと幼なじみ……幼稚園時代からずっと一緒なら、怒られることもそこそこにはある……あっ……】


「浮気ですね?」

「待て、違う」


「何がでしょうか?」

「わ、私は! 柚乃と柚希のためにと――」


「――――――そこでどうして先に柚希の名前を出さないのあなたにとって柚希は何なの昔言いましたよね私先生にもし何かがあったら柚希の方を助けてほしいって妻より子供を助けるのは当たり前でしょう最低ですか先生嘘つき裏切りですかあなた」


「          」


ちょろっ――ちょろろろろ。


メイドたちの下着は――「魔王の趣味」のために「紐」なそれらは、たちまちに決壊した。

たださいわいにして足下までを覆うスカートのおかげで、少なくとも外見上の尊厳は確保されたが――彼女たちは、もう動けない!


【浮気?】

【?????】

【さっきから全く話が分からん】

【奇遇だな……全人類がそうだよ……】

【草】

【草】


【あの  えっと】


【うん……】

【怖いけど言って……】


【リストバンドを4つ着けたんだ、何を聞いても大丈夫なんだ】


【草】

【もうすでにダメそう】


【救護班のキャンプをたらい回しされるだけで草】


【草】

【草】

【意味がなにひとつなくって草】

【リストバンドはダンジョン産の貴重なものなんだから無駄にしてんじゃねぇ!!】

【草】


【で?】


【うん  ……ユズねぇってさ  最初からずっと一貫して「ユズちゃんのお母さん」って言ってたよね  俺たちがまったく信じてないのに】


【え?】

【いやいや……いやいやいや】

【待って  それはない】

【あるはずがない】

【それ以上言わないで、お願い】


【それでさ、ユズちゃんも「お母さん」っていつも言ってたよね  特にユズちゃんはユズちゃんだしいつも通りユズちゃんしてたから、ほんっとうに誰もこれっぽっちも信じてなかったけど、本人たちは言ってたんだ  いつもいつも、「普通」の「当たり前」なこととして、俺たちの前でも堂々と】


【草】

【草】


【草生やすと同時にちょっぴり罪悪感】


【うん……】


【いくらなんでもちょうちょ扱いが過ぎたかなって……】


【あ、ちょうちょ扱いは正当な権利なのでそっちは大丈夫です】


【草】

【草】

【うん、子供扱いしすぎたよね】

【それは反省】

【え、でも】

【まさか、そんなはずは……!】


「え? えっと、応援してくれると嬉しいです。具体的には最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に、まだの方はブックマーク登録……なにこれ、理央ちゃん」

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