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48話 【ユズちゃん突発配信】3

【……なぁ】

【ああ  やっぱここ、初心者ダンジョンじゃないわ】

【中級者ダンジョン……最初の大部屋から薄暗いとか】


【通報はもうしたか?】

【した】

【「たくさん来てるのでもう結構です」って怒られた】

【草】

【ひどい】

【いやまあ、この同接だし】


【ユズちゃんに理央ちゃん、ひなたちゃんにあやちゃんの配信、そして掲示板とSNSだもんな】

【ユズちゃんの知名度のおかげで初動がケタ違いだもんな】

【後はあの誰かに連絡が間に合えば……】


【「あちゃー。 それ、モンスター召喚の……」】


【あっ】

【あっ】

【悲報・ロリ、モンハウ引いた】

【えぇ……】

【ロリは悪くない  先頭歩いてたらしゃあない】


【多分、理央ちゃんは自分のレベルで無意識に避けちゃってるんだろうけど、まだレベル1とかのひなたちゃんはねぇ……】


【あの、モンハウ……】

【リストバンド使ってー!】

【緊急離脱装置! 逃げてー!】

【ま、まぁ、理央ちゃん居るから逃げ切れはするでしょ……】

【理央ちゃん居なかったらその判断すらできないところだったな】

【最悪、ユズちゃんのユニコーンでなんとかできるだろうしな】


【とは言っても……あのユズちゃんだぞ?】

【あっ】

【怖がって攻撃できないかも】

【ああ……】

【天然だけど状況は分かってるっぽいしな】

【何とか無事撤退できると良いんだが……】





【さて、モンハウですが】

【どうやら理央ちゃんは戦う選択をしたらしい】

【マジか】

【ユズちゃんは?】

【理央ちゃんに止められてる】

【マジか】

【草】


【ユズちゃんのユニコーンで一掃しないの?】

【怒り状態になるのを恐れて、全部理央ちゃんがやるんだと】

【あー】

【中途半端に攻撃して、体力がミリになるとなぁ】

【ユニコーンちゃんがやったの、スライムだけだったしなぁ】


【範囲攻撃ができるとは言え、しょせんはレベル1だもんな】

【ユニコーンちゃんの攻撃力が未知数だもんなぁ】

【1回は使っておくべきだったか……】

【でも怒り状態なんて滅多に起きなくない?】

【こんだけモンスター居るんだ、1匹2匹なってもおかしくないだろ】

【確かに】

【1%とかでも起きるときは起きるっていうね】


【それに理央ちゃんが倒せる……お、もう倒し始めた……レベルだ、倒せそうなら理央ちゃんに任せた方が良い】

【なるほど】


【あー、理央ちゃんってこの子?<URL>  定点配信の近くのダンジョン、JKたちのパーティーの配信に助っ人としてちょいちょい来てる子だ】

【そのときは特に自己紹介とかなかったし、顔出しもなかったし分かんなかったわ】

【あー】





【理央ちゃんしゅごい】

【あっという間に5体倒したぞ】

【もうこの子だけで良いんじゃないかな】

【そうだと良いんだが……】

【リストバンド使わなくて大丈夫ってとっさに判断してたし、本当になんとかなるレベルなんだろ】

【ひとまずは安心か】


【「……ごめんね、おまんじゅう。 今日の出番はないみたい」


【かわいい】

【かわいい】

【後ろで癒やし空間が展開されている】

【なんでユズちゃんはこんなにかわいいんだ】


【「理央ちゃんがんばれー!」】

【「きゅいー!」】


【ユズちゃんが応援を始めた】

【ユニコーンも応援を始めた】

【まだ固まっちゃってる2人を見ると、ユズちゃんの立ち直りって相当早いんだな】

【普通は初めてのダンジョンでいきなりモンハウに遭わないしな】

【そらそうよ】


【そんなこんなでがりがり削られてくモンハウ】

【もう半分以上か】

【1階層とは言え、もう中級者ダンジョンって確定したところで普通に連携組んでるロリとお姉さん】

【なんかぽわぽわしてるユズちゃん見て落ち着き取り戻した2人】


【そのユズちゃんは?】

【応援してる】

【一生懸命応援してる】

【かわいいよ、いつも通り】

【草】

【安定のユズちゃんオチで草】

【ユズちゃんは……うん、純粋だから……】


【けど大丈夫かな……ユズちゃん、確か廊下だった方向に背中向けてがんばえーしてるんだけど】

【心配だがどうしようもない】

【他の子たちが指摘するのを】


【「――っ! 危ない、ゆずきちゃん!」】


【あっ】

【あっ】

【ベア!?】

【うわ、めっちゃ近い】

【ユズちゃんリストバンドー!】


【「――――――――――――きゅいっ」】


【え?】

【は?】

【ベア、倒れた……?】

【いったいなにが】


【狙撃……じゃないよな】

【1檄で倒した……?】

【ワンショット……ヘッドショット?】

【違う、これはかなり低い位置から……】

【もしかして:ユニコーン】


【ユニコーン、範囲攻撃以外できたんだ……】

【あー、確かにさっきの、ユズちゃんが後ろにいたベアに向いたから他の子居なかったし、ユズちゃん思いっきし抱きしめてるわ、ユニコーン】

【あ、ほんとだ、ひなたちゃんのカメラ、巻き戻すと見えるぞ】

【マジだ】


【ユニコーンがめっちゃ苦しそうな顔してて草】

【草】

【ユズちゃんも怖かっただろうししょうがないよね】

【あの、結構お腹のとこ潰されてるんだけど……】

【ま、まあ、モンスターだから頑丈なんだろ……多分……】


【もしかして:収束攻撃、最初からできたわけじゃなくて、苦しくて必死で編み出した】

【もしかして:中身が出ちゃった】

【草】

【えぇ……】


【そんな、ナマコみたいなことに……】

【土壇場とはいえ、ユズちゃんすげぇ】

【ユニコーンのこともいたわってやれよ……】

【ユズちゃんにぎゅっと潰されて吐いちゃったかー】


【「僕が助けたいけど、僕はできない。 だから、おまんじゅう。 僕と一緒に戦ってくれる君に……お願い」】


【あっ(尊死】

【こういうところで僕っ子なのがまた……】

【かわいいけどどこか芯の通った声でこの台詞……!】

【まるでショタのようだ】

【ショタですって!?】


【落ち着け、ユズちゃん、よく見ると中性的だぞ】

【動作がとことんにかわいい女の子だけど、顔つきとか……確かに】

【髪の毛短ければ王子様系?】

【王子様系(天然】


【属性が干渉を起こしそうだな……】

【短くなくても、普通に話し方だけしっかりすれば……イヤ無理だな】

【ぽわぽわユズちゃんだもんな】

【草】


【「――理央ちゃん! おまんじゅう! 1体にだけ攻撃! ポイントもタイミングも狙える!」】


【そして動き出したユズちゃん】

【今までずっとそわそわしてたもんな】

【みんなが戦ってる中ひとりだけ守られてたもんな】

【そんなユズちゃんの声ですぐに意図を組んでいる理央ちゃん】

【幼馴染みって良いなぁ……】


【「……すごい。 あの子の、たったの2発で……」】


【……強ない?】

【中級者ダンジョンのモンスターを、レベル1で2発だけで……?】

【理央ちゃんの吹き飛ばしダメージが残ってたにしても……】

【とにかく今はユズちゃんたちの無事だろ】

【まぁレア過ぎるモンスターのユニコーンだし】


【そして4人の女の子たちが慣れた雰囲気で戦い始めている】

【この子たち……本当に今日が初めて……?】

【ユズちゃんもひなたちゃんもあやちゃんも、ほぼ初対面のはずなのに……】

【息が合うってこういうことを言うんだな】

「男の娘をもっと見たい」「女装が大好物」「みんなに姫扱いされる柚希くんを早く」「おもしろい」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

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[一言] 【姉御こんなところまで、っというか嗅覚鋭すぎ】
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