表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。  作者: あずももも
11章 ちょっとだけ大人になった日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

345/490

342話 【朗報・ユズちゃん、ギリやり遂げる】

なんとか頭の中になぜかある知識を翻訳して伝える作業……すっごく疲れる。


「……むーん……」


んー、頭痛が。


魔力を思いっ切り吸って思いっ切り吐いたのも効いてるなぁ……。


「疲れてきたぁ……」


【待って】

【ユズちゃんがんばって】

【ユズちゃんがんばれ】

【がんばれ】

【本当にがんばってマジでここで止まられたら外交的にやばいの】


【みんな応援を送るんだ!】

【ユズちゃんかわいい!】

【ユズちゃん……なんかすごい!】

【ユズちゃんえっち】

【ふぅ……】

【草】

【大混乱で草】


【ユズちゃんスタンダップ!】

【ここでちょうちょしないで】

【羽ばたいちゃったら主に合衆国が納得しないの!】


【がんばれユズちゃん!】

【知恵熱出ない程度にがんばって!】

【草】

【ひでぇ】


【ユズちゃんが賢くなってるのに、どうしてかちょうちょ扱いしちゃう……】


【だってまた羽ばたきそうだし……】

【ちょうちょに?】

【ちょうちょに】

【草】

【ユズちゃんがんばって……マジで】


【物理的な身の危険と同時に、なんか世界の常識変えちゃいそうな発言がなぁ……】

【ここまで来たら全部言ってくれないとほんとまずいんだって!】

【下手に大サバト中断されたら諸外国が黙ってないんだって!】

【ユズちゃん……どうして……】


【ユズちゃん大丈夫?】

【ちょうちょしちゃうくらいならいったん休んで】

【そうそう、ちゃんと「ちょっと休憩します」って】

【「ちゃんと言い終えてから大サバトします」って言って!】


【そうだよ、合衆国も様子見てるじゃん】

【見られてるんだよ……】

【こわいよー】

【ユズちゃんのがんばり次第で、俺たち全員の運命が……】


【わぁい……ユズちゃんの周囲を遠巻きに何重もいろんな国の戦闘機とか爆撃機がぁ……】

【うん……絶妙にユズちゃんに攻撃できつつもギリ許容できるっぽい範囲で旋回し続けてるねぇ……】

【ヘリとかホバリングして観察してる……】

【あの  大型ドローンが蜂みたいに増えてる……】

【怖すぎて草】


【今のユズちゃんの発言が気になるどころか世界左右しそうだもんなぁ】


【左右してない?】

【してるよな】

【あの  太平洋もえらいことに】

【急かすな  あまり焦らせるとちょうちょになるぞ……】

【草】


「……大丈夫です。 えっと、で、これ、ダンジョンが発生する前の、人類があっちこっち増えすぎて不快度指数的なものがマックスになって……」


んー。


「で、縄張り争い的にお互いの数をある程度減らしてほっとするための本能が、ある程度平和で食べものいっぱいある世界なせいで暴走した結果……みたいな感じ?」


――――――――ぴしっ。


――【NG】【ダメ】【ヒミツ】【get back】【時期尚早】


――――――『いいすぎると』


――――――『ないないするしか』


――――――『なくなる』


――――――『すとっぷ』


……あ、これ以上、人類のなにかに接続しすぎると僕がダメになる。


そんなことを、なにかがささやいてきてる。


「……とにかくそのせいで、無意識で繁殖しないセーブ――呪い的なのが発動。 そのせいで、ダンジョンのせいで人口が何割も減って、その前から見るとすかすかになってるのに少子化が止まらなかったみたいです。 今、それ……この下のだけ解除しましたけど」


【………………………………】

【………………………………】


【………………………………?】


【えっ】

【え、あの】

【それってぇ】


【……ユズちゃん? つまり、それって】


「今回の副作用で、ちょっとサバトになっちゃいましたけど――解除した人たちは、ちゃんと好きな人を見つけようって本能が戻ったはずです。 その相手が同性でも――あ、これ、サキュバスさんたちとインキュバスさんたちに手伝ってもらえばできますね、同性で子供とか……見届け人みたいな感じで……」


ふむ。


なんか頭の中に男の人同士と女の人同士での交配を成功させるための魔法が浮かんでくる。


――――――『とくべつ』


……これ、後でみんなに教えてあげよっと。


【ふぁっ!?】

【!?!?】

【あの、あの】

【ユズちゃんが爆弾発言しかしていない】

【なぁにこれぇ……】


「ということで、僕には攻撃の意図とかはなくって、ただこの下の人たちが無駄にお互いを避けて争って数を減らすのを――――ふぁ……」


眠い。


急激に眠くなってきた。


【あっ】

【え?】


「……眠いぃ……おまんじゅう、チョコ、お家帰ろぉ……」


「きゅい!」

「ぴっ」


……しゅん。


僕の体を包んでいた魔力が解除され――おっと、裸は恥ずかしいから、パジャマを展開して……っと。


「……あとはみんな、お願いしますぅ……」


ぶん。


最後の力で、どうにか理央ちゃんを投げ捨てた転移陣の中に飛び込んで――。


「――優さん、どうしま――柚希先輩ぃ!?」


「あ、ゆずきちゃん、おかえりぃー」


「え、えっとぉ……あ、は、配信っ! おしまいですっ!」


「こ、この件につきましては柚希さんが目覚め次第説明させますので、どうかいったん落ちついてくださいぃー!!」


「エリーさーん! 早く復活してぇー!! 柚希先輩がぁぁぁぁ!!」


「エリーちゃんはよわよわだからムリじゃないかな」


【草】

【まさかのベッドへダイレクト帰宅】

【あ、理央様復活してら】

【結構タフだね理央様】

【そりゃあ、忘れていたとはいえセルフNTRを満喫してた女だからな……】

【草】

「男の娘をもっと見たい」「女装が大好物」「みんなに姫扱いされる柚希くんを早く」「おもしろい」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
男同士で作れる魔法が発表されてもユズちゃん達に挟まろうとしたら許さないよ田中君
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ