表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。  作者: あずももも
8章 「ユズワールド」脱出と、新顔2匹/人と

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

245/490

243話 【速報・ダンジョン化解消の見込み】

【けどそうだよな、ダンジョン産の技術って解析し切れてないもんな】

【それの応用の配信システム……ならユズワールドで破壊されるのもまた致し方無しか……】

【草】


【ユズちゃん、最強過ぎない??】

【最強というかある意味無敵というか】

【もはや身バレしてもどうにかなるって信頼感よ】

【家の外観と表札からストリートビューでバレてるのになぁ】

【まぁ親衛隊も居るし……】


【ここまで来たらむしろ安全だよね】

【完全ノーガード戦法こそ最強か……】

【※適用されるのはユズちゃんだけです】

【それは知ってる】

【それは大前提】

【草】


【今回の件で全国デビューしちゃってる英雄でちょうちょだもんなぁ】


【草】

【ちょうちょやめて、おなかいたい】

【でも本当にちょうちょだし……】

【ちょうちょ(物理)(精神)】

【息できないからやめて!!】

【草】


【冗談はさておき、警備とか普通に付くだろうし大丈夫だろ】

【その警備はどっちに?】

【え? ユズちゃんと人類両方に向けて】

【草】


【うん……普通に透明な羽根とか生えてるもんねぇ、ユズ姉妹……】

【しかも魔王の自爆魔法再現したしな……】

【これ、活躍がなかったら……】

【良くて飼い殺し  普通なら魔族認定だよ?】

【だよなぁ】


【安全になったからこそ、ユズ姉妹とエリーちゃんが心配】

【おやびんたちもな】

【あとユズねぇのペットたちも】

【ペット(わんにゃん+ワイバーン】

【草】

【いや、あいつらはあの謎空間から逃げられるでしょ?】

【確かに】


「あ、その件ですが皆様。 ワタシたち、もう帰ることはできません」


「?」


エリーさんが、何もないとこに向けて話し始めてる。


その件?

何それ?


「いえ、正確には数ヶ月は不可能ということです。 何しろ先ほどの戦闘で、保有魔力はほぼ底を尽きましたので。 おやびん様もそうでしょう?」


「へへっ……燃え尽きたぜ……」


【草】

【botがしゃべった!?】

【草】

【ひでぇ】

【さすがにこれだけ静かになれば聞こえるよな】

【さっきがうるさすぎただけだもんな】


「魔族……いえ、エリー、さん」

「魔族で構いません、教官様」


「……そうだったわね……この配信に限らず、ネットをリアルタイムで把握できるのよね、貴女たちは……」

「正確には、この場ではワタシのみですが」


疲れて地面にべたーってなったおやびんさん。


「大丈夫ですか?」

「へへっ……照れるぜ……」


地面にあごを載せた形になると、僕のおなかのあたりに目線が来るおやびんさん。


【見て見て、ユズちゃんがおやびんと戯れ始めたよ】

【ごらんよ、かわいいよ】

【かわいいね】

【かわいいね】

【現実逃避は止めて真剣な話聞こ……?】

【せんせいのおはなしはきこうね!】

【草】


「さて、貴女が人類に対して友好的という前提で尋ねます。 貴女たちはこちらに対して危害を加えないけれど、同時に帰ることもできない」


「その通りでございます」


「ねーねー、お姉さんたち寒くないのー?」

「ひなた様、お気遣い感謝します。 ですがワタシたちは『そういう生物』ですので問題ありません」


「へー?」

「ご、ごめんなさいっ……ひ、ひなたさん、向こう行きましょう? ほら、柚希さんがワイバーンさんの頭を撫でていますよ?」


【草】

【話が進まねぇ!!】

【興味津々なロリだからな……】

【興味皆無なロリにぶつけて中和せねば】

【あやちゃん……不憫な……】

【大丈夫? ロリとロリで化学反応起こさない?】

【草】


「ああそうです、お伝えし忘れるところでした」

「……何を」


「先ほどの空間――ワタシたちは『極小な異界』と呼びますが――は、ユズ様の闇系極大魔法により、数分前に完全に自壊しました。 つまりは消滅です」


【は?】

【自壊!?】

【やべぇ、自壊とか滅多に聞かないワードだ】

【もっと親の自壊を聞け】

【えぇ……】


「それは、どういう」

「今回、ユズ様とお姉様の地下数百メートルに出現しました極小の異界――これのせいで異なる世界からの魔力が流れ込み、この地を起点に数百のダンジョンが出現しかけていましたが」


【what!?】

【待って待って】

【あのそれ特大の情報】


「その元凶――魔力を送り込む空間そのものが自壊しましたので、直に収まるはず。 ですので……ダンジョン化、と人間様方が表現なされている空間からは、撤退をお勧めします、と」


「なっ!?」

「そ、そんな、なぜもっと早く――」


「いえ、収まる場合はそのまま周囲に放り出されますので……その際に周囲の建造物などに衝突しますとケガの可能性程度はありますが」


「き、緊急ですっ! こちら――」


「きっと皆様武装されていますし、リストバンドという装置を身に付けていますし、それ以上の問題はないと思われますので。 こちらはユズ様への忠誠に誓って真実です」


「…………え?」

「教官さん……大丈夫みたいだから良いんじゃないかな……どうせこの配信もみんな、見ているだろうしさ……」


【月岡が疲れている】

【かわいそう】

【速報・ダンジョン化、直に解消する見込み】

【え? この国に新しくできそうだった数百のダンジョンが消える!?】

【なぁにそれぇ……】

【エリーさんのおかげでぽこぽこ新情報が】


【あたまいたい】

【奇遇だな、俺もだ……】

【よ、良かったじゃん?】

【そ、そうだよ、みんな無事ってことでさ……】


【なんだろう、この……肩すかしな感じ……】

【ユズちゃん案件だぞ?】

【そうだった……】

【まじめに考えちゃダメだったんだよね……忘れてたよ……】


「わー、ごつごつしてるー」

「ねー」


ひなたちゃんが合流してきたから、おやびんさんのツノとかを触って楽しんでる僕たち。


一緒に来たあやさんも、なんだか興味津々だ。


「……硬い……これが、ワイバーンさんの表皮……」

「へへっ……照れるぜ」


【ごらん、このユズワールドを】

【かわいいね】

【かわいいね】

【渦中の最重要人物……のはずなんだがなぁ、ユズちゃん……】


【しょうがないよ、ユズちゃんだもん】

【ある意味安心できるでしょ?】

【もうそれでいいや……】

【草】



◆◆◆



またないないされてきますので来週はお休みです。延びたらアナウンスしますので、再来週になっても更新されなければXをご参照くださいませ。

「男の娘をもっと見たい」「女装が大好物」「みんなに姫扱いされる柚希くんを早く」「おもしろい」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 危なかったけどダンジョン大増殖を防いだのは殊勲では?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ